PREMOA-MAGAZINE

この春サイクリングに行きたい方!自転車のいろいろ、ご紹介します。

自転車は世界一ハイブリッドで便利な乗り物!


自転車はシンプルな作りですが意外と歴史が浅く、1800年代に入ってから発明されたもので、なんと蒸気機関車より後に発明されているってご存知でしたか?
1813年に発明された「ドライジーネ」という自転車の原型となる乗り物には、ペダルがなく足で蹴って進むもので、それでも時速15キロで進むことが出来、当時餌代などがかかる馬車より経済的だったそうです。

画像を見ると、とても蒸気機関車よりあとに発明されたとは思えないですよね。

今も昔も電気や燃料などを一切使わないハイブリッド性に我々は経済的にかなり助けられています。

自転車は、通勤、通学の足として、また、ちょっと遠出したいような時に利用できる便利な乗り物として重宝されています。

自分自身の足でペダルを漕げば、風を感じながら景色を楽しみ、汗を流せば、適度な運動と移動手段を両立できるのも、自動車やバイクには不可能な、自転車ならではの面白さです。

街乗りにはやっぱりロードバイク


ロードバイクは、その名の通り、道路を駆け抜けるための自転車であり、ロードレーサーと呼ばれることもあります。
舗装道路で中距離や長距離を走る目的で設計されており、長時間走っていても疲れにくいドロップハンドル、高速走行できる細いタイヤなど、長い距離を早く走ることを最優先に設計されているので、スタンドや泥除けなど不要なパーツはついていません。
乗る時はやや前傾姿勢になるのですが、一見何気ないこの姿勢は、実はロードバイクを楽に運転するために、理に適った姿勢です。
前傾姿勢は、重心を前輪の側に置く事で、前へ前へと進む推進力を生むのと同時に、空気抵抗を減らします。
この姿勢でハンドルを握り、両腕を引き寄せるような動きをしながらペダルを漕げば、同時に腹筋と背筋も使えている状態を感じることができます。
より快適に自転車を運転するために、あなたの身体に合わせて、これらの動作を効果的に連動させられるようなサイズのフレームを選んだり、サドルの高さやハンドルの角度を調整するのが重要です。
もともとは自転車競技で使用されていた自転車でしたが、最近は楽しみ方は多様化してきて一般にも普及しており、通勤、通学、ちょっとしたお出かけに乗って行くのにピッタリな自転車です。

悪路も難なくこなすクロスバイク


一方クロスバイクは、アップダウンの激しい悪路を疾走するモトクロス競技等にも使用されているもので、舗装されていない多少荒れた道も走ることが出来ます
マウンテンバイクのようにハンドルが横に水平になっているストレートタイプなのが特徴で、前輪から来る衝撃を分散したり、しっかりと握り締めてバランスを取るためのデザインです。
油圧サスペンションを搭載したモデルでは、衝撃を吸収し、ドライバーを守ります。
タイヤは、ロードバイクと比較して太く、深いスパイクは地面にグリップし、自転車がスリップするのを防ぎます。
ギアはスピードよりもトルクが重視され、アップダウンの悪路も楽に進めます。
お値段はロードバイクより安い価格帯から幅広い価格帯で用意があるので、手が出しやすいです。
綺麗なアスファルトの街乗りだけではなく、土や砂利の道など、ワイルドに自転車を乗ってみたいなら、クロスバイクで決まりです。

登り坂も楽チンの電動自動車


電動自転車と言えば、小さなお子さんのいるママさんたちやシニア世代に支持される、電動アシストつきの自転車です。
電動自転車は、バッテリーによりモーターを動かし、ペダルを漕ぐ動作をフォローします。
それは原付バイクのように、アクセルを操作してエンジンで車輪を動かすものとは違い、あくまでも自転車の運転をアシストするためのものです。
ペダルを漕いだ力をセンサーが捉え、モーターによるトルクが加わり、脚への負担を減らす事ができます。
少し前は坂道でもアシスト力に不満を持つ人も多かったですが、2008年に法改正され、電動自転車の人力に対するアシスト比率の上限が1:1から1:2に拡大されたことにより、アシスト力が2倍になりました。
近年の電動自転車は登り坂でもいかんなく力を発揮し、全力を出して漕ぐような事をしなくても、楽に進む事ができます。
坂道の多い都市部で乗るなら、電動自転車が役に立ちます。

2017年はハンドメイドバイシクルがきてる!?


今年は根強い近年のロードバイク人気に変化が起こりそうです。
今まで一部の自転車マニアや手漕ぎ自転車などの福祉用であった手作り自転車が注目されているそうです。
年に一度開催される「ハンドメイドバイシクル展」に、過去最高の47社が出展し、来場者も前年より2割多い3172人が訪れたそうです。
オーナーの体格に合わせて採寸して攻防が作り、好みの部品や装飾、特殊加工を加えたりできる手作り自転車。
これはマニア志向な方には徐々に人気が出るのではないでしょうか。

用途に合わせてほしい自転車を見つけよう!


調べるとどれも良さがありあれこれ全部欲しくなりますが、購入費や維持費を考えると、なかなかそのような訳には行きません。
私は古畑任三郎が作中で乗っていたことで有名なCELINEの自転車が欲しくてたまりませんが、世界で30台しか作られていないので入手不可能なんだそう。



デザインもですが、よく通る通勤や通学のルートを勘案し、適切なタイプの自転車を選択する事が、快適なサイクリングへの近道です。
楽しく悩みながら、サイクリングショップの試乗を積極的に利用し、あなたに合った自転車を見つけてください。