ビルトインコンロのハイグレードタイプの特徴と違い
生活をしている上で欠かすことができないコンロですが、家を建てる時や引っ越しの時、10年ごとのメンテナンスで交換をする必要があります。そんな時に何が良いかな、というのは結構悩みどころ。色んなメーカーが出していて、どれが良いのかわからなくなってしまうのです。
ハイグレードやミドルグレードなんて言われても素人だと良くわからないし、新しく購入する時にはもう前の時の知識は役に立たない。こうなってくるとどれでも良いや、となってしまいがちですが、毎日使うものなので適当に決めてしまうと後悔の元のなってしまいます。そこで今回はどんな違いや特徴があるのかについてご紹介したいと思います。
ガラストップ天板って丈夫なの?
今ビルトインコンロで主流になっているのはガラストップ天板になります。天板はアルミやホーローなんかも使われることがありますが、最近ではガラストップが主流となってきています。見た目も良く、ミラータイプにしたりするとそれだけで印象も違ってくるので、自分好みのデザインのものを見付けやすいのです。
ガラストップ天板の特徴は汚れが落ちやすいという点になります。
どうしても調理をしていれば油が飛んだりしてしまうので、掃除が大変なことが多いです。ですがガラスでできているので拭き取って掃除をすることも簡単で、傷も付きにくいということで人気が高まっています。見た目も良くガスコンロだけではなくIHコンロでも主流となっているのです。
実はアルミ製の天板も傷が付きにくく汚れが取れやすいのですが、値段がかなり高くなってしまいます。そのため安価で丈夫なパールガラス製のものが多く出回っており、種類も豊富なので選択肢が増えるのです。
ホーローの場合には焦げ付きや錆びも出にくいのですが、剥がれてきてしまうとそこから一気に劣化していってしまいます。そのため長期的に使うことを考えた時にはガラスの方が良いとされているのです。
しかしガラスであるということは割れるんじゃないか、という不安があると思います。
確かにガラスなので割れることがありますが、最近では強化ガラスを使用しているため割れることは殆どありません。天板の周囲をフレームで覆ったり盛り上げたりすることによって、端に多少の衝撃を与えても割れないように設計されています。ですが一点に強い衝撃を与えてしまうと割れてしまうことがあるので、フライパンを煽った時にぶつけないように気を付けていれば案外大丈夫です。
ゴトクの形に違いはあるの?
フライパンや鍋を乗せるゴトクですが、実は少しだけ違いがあるんです。まずゴトクの形は左右が長くて上下を短くすることによって、鍋を置きやすい形状にしているのが基本です。中には楕円形の形状になっているものもあって、どれも鍋の座りが良いように設計されています。
それだけではなく素材にも違いがあります。ステンレスやホーローの2種類が主流ですが、ハイグレードの者にはステンレスが多いです。ステンレスは焦げ付きも除去しやすいのですが、どうしても焼き色がついてしまうという面もあります。ステンレスクリーナーを利用して焼き色を落とすこともできますが、変色してしまうというリスクは覚えておきましょう。
ホーローは傷が付きにくく傷みにくいのですが、ホーローが剥がれ落ちてしまうことがあります。そうすると錆びやすくなってしまいますが、剥がれ落ちるまでの使い勝手はかなり良く、意外と剥がれ落ちるまで大事に使えば長く使うことができます。
最近ではバーナーリングの部分は中に吹きこぼれた液体が入り込まないようになっているものが多いです。吹きこぼれが中に入り込んでしまうと故障の原因にもなるので、できれば入り込まない構造になっているものを選ぶことをおすすめします。
グリルの使い勝手はどうなってるの?
魚を焼く時以外にも様々な調理場面で活躍することができるグリル。中にはダッチオーブン付きで、オシャレな料理も簡単に作ることができたりして、使いこなすことができるとかなり便利です。でもお手入れが面倒だとつい敬遠しがちという面もあります。
最近ではハイグレードであるかどうかに関わらずスタンダードになっているのが無水両面焼きです。ひっくり返さずに両側を焼くことができるので短時間で楽に魚を焼くことができます。水を入れるとなるとどうしても水撥ね油汚れが酷くなってしまうのでお手入れが大変ですが、無水だと簡単に手入れをすることができますよ。
ハイグレードであれば大きさもそれなりに大きいものが多く、大きな魚でも簡単に焼くことができます。ピザだって焼くこともできるので、料理のバリエーションも広がります。
付属のダッチオーブンも付いているので、素材の旨味を引き出した料理が簡単に。そのまま食卓に出してもオシャレなので、家族で楽しむことができますよ。
リンナイオリジナルのスモークオフ機能
ハイグレードコンロの一番のポイントはグリルで焼いた時の煙が出にくい構造になっていることです。コンロ内部にスモークオフ機能が搭載されていて、においがこもらない構造になっています。どうしても魚を焼いてしまうと魚臭いにおいが出て充満してしまいがちです。そうなると服や洗濯物にもにおいがついてしまうので嫌がられることが多くなりますが、それを防いでくれます。
フロントパネルはどうなってるの?
グリルの機能をより効率的に使うことができるフロントパネル。様々な機能が付いているので、上手く活用することができると効率的に料理をすることができるのです。
スタンダードなものだと機能はかなり限定されてきて、パネルというよりもコントロールと言った方が適切になります。それに対してハイグレードになると液晶パネルタイプになるので、機能が格段に増えて使い勝手が良くなるのです。多彩なメニューが登録されているので、グリルに下準備をしたものを入れるだけで調理ができるというメリットがあります。更にこの液晶パネルは音声ガイド付きで、タイマーの残り時間や天下状況等も教えてくれるので、いちいち確認しなくても大丈夫です。
更に点火や火力調整もプッシュ式なので簡単に火力調整もスムーズにできる仕様になっています。スタンダードのものだとどうしてもスムーズに使うことができないので、ストレスなく調理をすることができます。
このフロントパネルの部分はグレードの違いによって特に差が付きやすい部分になります。自分達がどこまでの機能が必要がを判断して選ぶと、無駄なくコスパの良いものを選ぶことができますよ。
まとめ
ガスコンロは毎日使うものですし、ビルトインになるとなかなか変更することができません。なので慎重に選ぶ必要があります。ビルトインコンロは寿命が約10年なので、その期間本当に使い続けることができるかなという視点で考えてみましょう。 値段が安いものを選びがちですが、そうすると使い辛さが際立ってしまいます。家族の人数やキッチンの規模、普段の料理のレパートリーや時間も加味した上で判断する必要があります。
購入する時には値段が10万円以上になってしまうので高いと思うかもしれませんが、10年間毎日使うと考えると1日数十円分になる計算です。1日当たりの金額は安いものと比べてもそこまで変わらないんです。そろそろガスコンロを買い替えようかな、という時にはどんな機能が必要なのか自分達の生活を振り返ってから決めるようにしましょう。
ハイグレードタイプのビルトインガスコンロを購入しようと考えている方のクチコミや質問などんも良く寄せられる内容でしたが、いかがでしたでしょうか。
これからビルトインガスコンロを購入検討している方に少しでも役立てれば幸いです。