PREMOA-MAGAZINE

乾燥対策に便利な加湿器のメリットを知って上手に使おう!

加湿器のメリット

加湿器のメリットについて改めて必要性をチェックしてみましょう。正しい加湿器の使い方を知っておくことで、お部屋の快適度が変わってきます。
あなたのライフスタイルだけでなく、体やお肌などにも変化にも気温や湿度などが大きく関係してくることが分かります。是非、あなたがお使いの加湿器と使用している空間の状況を再度チェックして、乾燥対策だけでなく、湿度適温の快適ライフスタイルにお役立てください。

なぜ加湿するのか

湿度は空気がどれくらい湿っているのかを示す数字です。人とって室内で快適な湿度は40~60%とされています。

そして、湿度が低いと健康や私たちの快適性に影響します。湿度が低くなってくると空気が乾燥してきます。湿度が40%以下になると目や肌や喉が乾燥し、風邪などのウイルスに対する防御力が弱まってしまいます。

さらに、インフルエンザウイルスも活動しやすくなるのです。

人間の呼吸器系の粘膜は乾燥すると気道粘膜の防御機能が低下し、風邪ウイルスなどが体内に侵入しやすくなります。また、インフルエンザウイルスは室内の湿度が下がってくると活動が活発化しますので、インフルエンザにかかりやすくなるリスクが高まります。

空気が乾燥すると体からの水分の蒸散量が増えるため、髪や肌などが乾燥しやすくなります。健康な髪の毛の水分量は11~13%といわれており、乾燥するとこの水分量が低下し、髪がパサついたりつやがなくなったりしてしまいます。肌も同様で、乾燥していると水分が失われやすくなるのです。

そして、水分量が10%以下になるとドライスキンの状態になって、肌がカサついたりかゆみが生じたりしやすくなってくるのです。
そのため、空気の乾燥は美容面でもよくない影響をもっているということなのです。

そのため、空気が乾燥する時には加湿をすることが私たちの健康面や美容面など、さまざまな点で推奨されています。空気にある程度の湿り気が生まれることで、これらの不快感が軽減されていくといわれているのです。
また、風邪などを防御する体の仕組みも機能しやすくなりますので健康上や美容上、快適性などの面でメリットがあるのです。

低湿度のデメリット

低湿度になると、体に与えるマイナスの影響が増えてしまいます。

風邪やインフルエンザなどの病気にかかりやすくなってしまったり、髪の毛や肌などが乾燥してしまってパサついたりカサついたりしやすくなっていきます。さらに、空気が乾燥すると体からの水分蒸散量は多くなってしまって、暖房をしても体感温度が低くなることで冷えを感じやすくなるのです。

冬の寒い時期は暖房で室内を暖めますよね?寒くなればなるほど、暖房の温度を上げるということになってしまい、省エネの面でもデメリットがあります。湿度低下は人の健康や快適性に障がいを生じるだけでなく、生産効率の低下や食べ物や物の品質劣化なども起こります。

野菜は9割くらいが水分といわれ、そのうちの0.5割が減少すると商品価値がなくなるといわれているのです。青果物などの食品は空気が乾燥すると水分が失われますが、一度失われてしまった水分を元の状態に戻すことはできず、品質劣化につながってしまうのです。そのため、鮮度を保つためにも低温・高湿度の状態に保つことが重要なのです。

乾燥すると静電気が生じやすくなることはご存知の方も多いかと思います。空気の乾燥した状態では帯電しやすくなり、不快な状態になってしまいます。また、印刷機械やコピー機なども紙詰まりしやすくなるといわれており、生産性低下などにつながってしまいます。

このように、湿度の低い状態になると私たちの体や食品、快適性や生産性などにデメリットが生じやすくなってしまうということなのです。

しかし、インフルエンザウイルスは湿度が50%以上に保たれれば数が激減するともいわれ、50~60%の適切な湿度を保つことができるとインフルエンザ予防をすることもできるのです。

また、私たちは適度な湿度なら、室温が20℃くらいでも25℃くらいの暖かさを感じることができるといわれ、加湿することによって体感温度を上げることができるたり、省エネにもつながります。

このように、低湿度になるとデメリットが生じてしまいますが、加湿によって病気になりやすくなったりするのを予防することなどができ、不快性や品質の劣化などを予防することができるのです。

季節ごとの湿度適温は?

人が快適に過ごすことができるためには部屋の湿度が重要なポイントです。

基本的に快適な湿度は40~60%とされています。部屋が快適な湿度に保たれているならより快適に過ごすことができるといわれています。そして、快適に感じる温度は季節によってずいぶん変わってくるとされているのです。

夏なら50~60%くらいが理想的といわれ、冬なら40~50%が快適な湿度といわれます。そして、夏であれば湿度が70%を超えると蒸し暑いと思うようになり、冬なら40%から下がってくるとのどの粘膜や肌などに乾燥を感じてきやすくなります。

季節によって快適と感じる湿度は異なっており、一年を通して大体50%に保たれる状態が理想的な状態だとされているのです。

例えば、夏は湿度が高くなりやすくなりますが、ダニやカビは湿度が50%を超えると繁殖を始め、60%を超すと急激に数が増えてきます。そのため、梅雨の時期にはダニやカビが大繁殖してしまいやすいのです。

反対に湿度が低い冬場は湿度が40%以下になるとウイルスやバクテリア類の数が増えてきますし、インフルエンザウイルスの活動も活発になってくるのです。そのため、冬をより健康的で快適に過ごすなら、湿度が50%弱くらいの状態が理想的ということになるのです。

このことは髪や肌の状態などにとってもメリットがあります。

例えば、髪や肌にいいといわれる湿度は60~65%とされています。冬の部屋の快適湿度は50%くらいですが、肌の快適湿度とは少し異なっています。

その場合なら、直接水蒸気スチームを当てるなどすることで、肌の湿度をよりよい状態に保つことができるのです。ドライアイなどを予防するという点でも部屋の湿度は50%くらいにしておくのがおすすめです。

過加湿の注意事項と対策方法

加湿器は部屋の湿度をコントロールするという点でとても役立ちます。

しかし、その使い方によってはデメリットになってしまう場合もあります。そのため、使い方に注意して使用することが大切です。

まず、加湿器は過加湿の状態をつくってしまう原因になってしまうということがあります。つまり、加湿のしすぎです。部屋の湿度を高くしてしまって、カビの繁殖につながってしまうということです。

カビは湿度が60%以上になると繁殖しやすくなってきます。締め切った部屋を加湿器でずっと加湿しているとだんだんと湿度が上がってしまって、カビの繁殖に最適な湿度になってしまうのです。そのため、加湿器を使用する時には部屋を適度に換気して、空気を入れかえるようにしながら使用するということが過加湿の対策方法として推奨されています。

また、カビだけでなくダニなどの繁殖も起きてしまうといわれています。部屋を閉め切った状態にしておくと、だんだんと暖かくなってきます。そうなると、温度も高くなってきてダニなどが増えやすくなってしまうのです。そのため、湿度をコントロールするという意味でも、一日2回以上は部屋の窓を開けて、外気を取り込みながら使用しましょう。

また、加湿器のメンテナンスも重要です。加湿器は定期的に掃除しながら使用するということは大切です。

掃除不足の状態で加湿器を使用してしまうと、だんだんとカビなどが発生しやすくなります。

最近では空気清浄機と加湿器が一体的になっているものなどがありますが、フィルターなどにほこりや汚れなどがたまっているとカビが繁殖しやすい条件になるといわれています。

加湿器のお手入れはこまめに行って、気持ちよく使用するようにしましょう。

加湿器 取扱製品一覧
スチーム、超音波、気化式、ハイブリッド各種取扱いございます。