ひと昔前だと、プロジェクターと言えば主に教室や大講堂、会議室などで使われていたのを思い出します。
一気に多くの人々に情報を伝えたり、一緒に映像を見たりするときによく使われています。
しかし、最近は自宅やキャンプ場、旅行でも気軽に活用できる携帯型ミニプロジェクターも出てきて、時には効率的に時にはロマンチックに使用できます。
目次
プロジェクターを購入する時にチェックするべきポイント
ルーメン(明るさ)
明るさはプロジェクターを選ぶ時に重視しなければならないポイントです。1ルーメンはキャンドル1個を1メートル先に置いた時の手元の明るさと言われています。
ルーメン数が高いと明るい場所でもきれいな画面で観賞でき、ルーメン数が低いと室内を最大限暗くして、外部から入る光を遮断しないときれいな画面で見ることができません。
普通1,000~2,000ルーメンぐらいあれば比較的明るい室内でも画面がはっきり見えますが、家庭用であれば1,000ルーメン以下でも、暗くすれば視聴には全く問題がありません。
明るい環境で資料を見なければならない会議室や講義室などでは、3,000ルーメン以上のプロジェクターを使用することをおすすめします。
解像度
解像度は一つの画面を構成するピクセル数を意味しており、解像度が高ければ高いほど高精細な映像を写せます。
プロジェクターの解像度は画質によってVGA,SVGA,XGA,FHDなどに区別されます。
もっと高い解像度には4K(4,096×2,160)があります。
高画質の代名詞であるHDは一番一般的な16:9画面の比率で横1280、縦720ピクセルでなっています。
また、WXGAは1280×800 FHDは1680×1050ピクセルでHDよりきれいな画質を誇ります。
接続端子
プロジェクターを使用したくても接続できないと当然視聴が不可能なので、接続端子の確認は重要です。
USB端子は基本的なUSB機器との接続が可能で、HDMI端子はノートパソコンやゲームと接続できます。
最近発売されている小型製品はこのHDMI端子のみ対応していることがあるので、確認しましょう。
なるべく多くの端子があると楽ですが、プロジェクターの用途を考えて自分にピッタリのスペックを選ぶことがおススメです。
Bluetooth / Wi-Fi
プロジェクターの中には周辺機器と接続できるBluetooth機能、インターネットや様々なアプリの使用ができるWi-Fi機能などを備えた製品があります。
まず、Bluetoothで接続ができると室内だけではなくキャンプ、旅行などアウトドアなどで無線で繋げるという大きい長所があります。
また、最近はYouTubeやネットフリックス、スポーツ観戦などの動画サービスを楽しむ人が多いので、プロジェクターがWi-Fi接続ができる場所だと気軽に見たい映像を楽しむことが出来ます。
スピーカーのノイズ
スピーカーの出力によるノイズも考えなければありません。
せっかく映画やドラマを見ていても耳障りなノイズが発生すると辛くなります。
特にミニプロジェクターは、発熱を防ぐためファンがついている場合もあるので、注意しなければなりません。
30dB以下であれば自然的な生活雑音として感じるため、プロジェクターも30dB前後の製品を選ぶと臨場感ある映像を視聴できます。
大きさ
最近は自宅や野外でプロジェクターを使って、大画面で映画やドラマを視聴する人が多くなり、それによって持ち運びに便利なミニプロジェクターが人気になってきています。
いろいろな場所でプロジェクターを使う予定なら、製品の大きさも考えなければなりません。
また、キャンプ場などの野外でプロジェクターを使用する時、地面が凹凸する可能性があるのでプロジェクターを安定して固定できる三脚マウントに対応しているか、プロジェクターを安全に保管できる専用ケースがあるのかを確認したほうがいいです。
発熱
発熱はプロジェクターの大きな問題で、使用中にあまりに熱を帯びると、火災や製品の寿命の短縮などが気になります。
大体のプロジェクターは取扱説明書に、使用中に上にカバーをかぶせないでくださいという警告があります。
カバーをかぶせるとプロジェクターの熱が放出しにくくなります。
おすすめのプロジェクター
LG PH550G
スリムなデザインが特徴のPH550Gは、商品の型番でもわかるようにHD解像度と550ルーメンの明るさを持っています。
それによって、暗いところではもちろん比較的明るい場所でもキレイな画質で映像を鑑賞できます。
また、有/無線接続を搭載しているのでスマートフォンやPCのコンテンツを大きな画面で楽しむことができ、Bluetoothスピーカーを接続すると臨場感あるサウンドを経験できます。
さらにWi-Fiが搭載されているノートパソコンの場合、無線で接続してノートパソコンの画面を大画面で見ることが出来、自動キーストーン機能を持っていて映像の歪曲を上下40度まで自動で補正できます。
専用ケースが付属しており、外で使う時でもプロジェクターを安全に保護することが出来ます。
Epson EH-TW650
リビングルームでもキレイな大型スクリーンで見たいユーザーには、Epson EH-TW650がピッタリです。
3LCDプロジェクターのEpson EH-TW650はフルHD解像度と3100ルーメン、15,000:1の明暗比と300型画面でまるで映画館で見るような臨場感と鮮明感を感じられます。
特に3LCD CLO技術は白色とカラーの明るさが同じなので、1-ChipDLPプロジェクターと比べると最大3倍明るくてきれいな色を再現します。
また、DLPプロジェクターの短所として指摘されるレインボーノイズがないので目が楽で、環境に合ったカラーモードの選択とノイズ減少処理を通じて、家庭はもちろん会議室や講義室でも問題なく使用できます。
コンパクトで持ち運ぶのに便利で、ズームレンズと水平、垂直キーストーン調整機能で様々な形で設置できます。