ワインセラーを使う理由
ワインという飲み物は非常に繊細なものであり、保管状況によってはすぐに劣化をしてしまうことになります。
瓶に入っているから適当に保管をしても問題ないと思ってしまいがちですが、たとえ瓶に入っていても扱いが適切でなければすぐに味が変わってしまうのです。
もちろん、炎天下の中に放置をするといった極端な環境に置く人はいないでしょうが、デリケートなものだけに気をつけていたつもりでも劣化をしてしまったということがあるだけに保管の仕方には十分に気をつける必要があります。 そこで問題となるのが適切な環境で保管をするのは容易なことではないという点であり、常に同じ環境を保ちつづけるのは非常に難しいものです。
ワインの産地でるEU諸国には通年同じ状態を保つことができる地下室があったりしますから、そこにワインを寝かせおくことができますが、日本ではなかなかそのような地下室がある家はありません。 冷蔵庫は通年同じ環境を維持することができますが、ワインにとって必ずしも適切な場所とは言えません。
ワインを保管するのであれば、最もワインに適した環境を常に維持することができるワインセラーが一番であるため、ここにワインセラーを使う理由があるのです。
買ってきてすぐに飲むのであれば必要性は薄いものの、ワイン好きでいくつかのワインをストックしているというのであれば、ワインセラーは用意しておきたいところです。
ワインセラーを選ぶポイント
ワインセラーは様々な製品があり、どれを選んで良いのか悩んでしまうものだけに事前にポイントを抑えてそこから選ぶようにすると選びやすくなります。
ポイントはいくつもありますが、多くの人が最初に選ぶ基準となるのが価格です。
ワインセラーの価格はピンからキリまでなので、数万円から購入できるものもあれば数十万円するようなものもありますから、どこまでお金をかけることができるかを決めて価格で絞り込むと選びやすくなります。
次に収納本数で選ぶのもポイントのひとつとなり、どの程度のワインをストックして置きたいのかを考慮して適切な収納本数のものを選ぶようにしましょう。
それから必要な便利機能が備わっているかを考え、自動で温度管理をしてくれる機能が必要と考えれば温度コントロール機能を、湿度を重視したいのであれば湿度保持機能といったように機能で選んでいくことになります。 冷却方式によっても違いがあるので、それぞれの違いを理解しておけば自分にとって最適なワインセラーを選ぶことができますから、この辺も覚えておいて損はありません。
後は複数の製品の比較をしながら、何を一番重視したいのか考えながら選ぶと良いでしょう。 どうしても決めきれないときには、口コミといったものを参考にする手もあり他の人が実際に使ってみた使用感を参考にしてみるとワインセラー選びの助けになってくれます。
収納本数で何が変わる?
ワインセラーを選ぶ際には収納本数も重要となってくるので、単純に収納できる本数が変わるだけと思わずに違いを理解しておきたいところです。
収納本数で何が変わるかと言えば、まず単純に大きさが代わります。 限られたスペースにできるだけ多くのワインを収納できるように作られたものがあるにしても、基本的には収納できる本数が増えればその分だけ本体のサイズは大きくなってしまうので、どれだけのワインを収納したいか、どこまでの大きさのワインセラーであれば許容できるのかということを考えることになります。
次に大きさによって冷却効率も変わってきますから、この点も見逃すことはできません。
大きければ大きいほど全体を冷やすのにパワーを使うことになるため、それだけ電気を食うことになるため電気代がかかってしまいます。 小さければすぐに冷えるのでパワーもそれほど必要なく、電気代は大きなものよりは安くなります。
ただし、ワインを保管しておくという観点から言えばギリギリのサイズが一番効率がいいかと言うとまたそれは別の話であり、常に収納本数のギリギリまでワインを入れておくのであれば余裕をもたせてワンランク上の物を選んだほうが効率が良くなることもあります。 冷蔵庫に物を詰め込みすぎると冷却効率が落ちてしまうのと同じようなことがおきますから、大きすぎるものを選ぶ必要はないにしてもギリギリのものより、一回りぐらい余裕があったほうが効率の面でもメリットがありますし、後になってより多くのワインを保管しておきたくなったときにも便利なので、多少余裕があったほうが良いと言えるでしょう。
あまり、シビアに考えすぎる必要はなく物理的に設置できるスペースがなければ、丁度いいサイズを選ぶよりほかありませんから、あくまでも無理がなければ多少収納本数が多いほうが有利ぐらいに覚えておくと実際にワインセラーを選ぶ時に役立ちます。
はじめて買うならペルチェ式
ワインセラーは大きく分けて、3つの冷却方式が採用されていますがはじめて買うのであればペルチェ式の物を選ぶのがおすすめです。
まず、とにかく本格的なワインセラーが欲しいと考える人であればコンプレッサー式のものが適していますが、これはワインの保管には最適ですが、家庭用として使うにはすこし厳しい部分があります。 冷却力が強いのはメリットですが、重量があり音や振動が大きいという欠点に挙げられます。
業務用で使用をするのであれば、コンプレッサーによる騒音もそれほど気になるものではありませんが、家の中においておくことを考えると騒音は気になるところです。 電気代は他の方式から比べて安いのでランニングコストに優れていますが、本体価格が高めであるため元を取るためには長期間使用しなければなりません。
このようにコンプレッサー式はワインセラーとしてみた場合にはとても魅力的で優れた製品なのですが、実際に家庭に置くことを考慮するといくつか問題があるので、始めて買うものにしては不適です。 次にアンモニア熱吸収方式ですが、これはコンプレッサー式とペルチェ式の中間ぐらいの性能のものであり、良く言えばバランスが良い悪く言えば中途半端となっています。
他のふたつと比較して大きな優位点としては、音や振動が非常に少ないという点にありとにかく静かな物が欲しいというときにはこの方式が適していると言えるでしょう。 ペルチェ式は冷却力はそれほど強いものではありませんが、小型で家の中に設置をするには手頃なサイズですし、音や振動が少ないので設置をしておいても気にならないというメリットがあります。
サイズも小さいだけに重量もワインセラーの中では比較的軽量であることから、移動をしやすいのもメリットだと言えます。 電気代が高めの傾向はありますが、本体代金が比較的安価で購入をすることができるのでそこまで気になるほどのものでもありません。
フロンガスも使用されていないので、地球環境にも優しく家庭用として使いには最適です。
このようにペルチェ式は手頃な価格で手に入りやすいという大きなメリットがあるのではじめて購入するには選びやすく、性能面でもワインを保管しておくのに十分なものがありますから、ワインセラーを試してみたいと考えているにはこの方式で問題になることはありません。
はじめてはペルチェ式でなければいけないという理由はないものの、各方式の違いを理解しておき迷った時にはペルチェ式を選べば良いと覚えておけばワインセラー選びをしやすくなるでしょう。
おすすめワインセラー
ペルチェ式のワインセラーをお探しの方におすすめの商品をご紹介します。
maxzen ワインセラー
大切なワインを、より良い状態に をコンセプトとしたペルチェ式ワインセラー。
大きさが8、12、18、24本対応の選べる4サイズとなっています。 【特徴】
・タッチパネルで温度調整
LED表示のタッチパネルで庫内温度調整、庫内灯のON/OFFを簡単に操作できます。
収納本数18本のMS-MZ18と24本MS-MZ24では、上段と下段で異なる温度調節が可能です。
ワイン以外のシャンパーニュや日本酒、ビールなど多目的にご使用いただけます。 ・ミラーガラスとインテリアライト
ワインを変質させる日光や紫外線を防ぎ、暗所保存できるようUVカットガラスを採用。
庫内を上品に照らすLED照明でオシャレな雰囲気を演出するほか、ラベルも見やすくなります。 ・垢やゴミの侵入を防ぐフィルター付き
吸気口からホコリやゴミが入り込んだり、ファンの詰まりなどで庫内温度が適正に保てなくなるのを防ぎます。
吸気口フィルターにホコリが溜まったら定期的に取り除いてください。 【スペック】 ・コンパクト&スマート
ご家庭でも置き場に困らない横幅28cmのコンパクト設計。
スマートなデザインは、スタイリッシュな黒を基調とし、どんなお部屋にもなじむデザインに仕上げました。 ワイヤーラックはボトルをしっかりホールドし、取り出しやすい状態になっています。 ・扉から内部にもこだわりの設計
ワインの保存にとって大敵の紫外線を防ぐUVカット仕様のためワインを紫外線にさらすことなく、最適な環境で保存できます。
棚は取り外しが可能なため棚を外せば立てて収納もできます。また、段の調整が可能なので、どんなボトルでも収納が可能です。
まとめ
ワインセラーについて少しはご理解いただけましたでしょうか?
ワイン好きでもワインセラーを購入する人はあまりいないのではないでしょうか? その理由として、大きくてスペースを取ってしまう・価格が気になる・重要性を感じられない等があげられます。
やはり美味しいワインをたしなみたいのであればワインセラーが必要不可欠となってくるのではないでしょうか? 今回おすすめしたmaxzenのワインセラーは4サイズを取り揃えておりお部屋のサイズと比較しながら選ぶことができます。
また、価格も約\10,000~\20,000ほどで購入しやすくなっています。 段々と暑くなってくるこの季節に美味しいワインをいただくためにも1台ワインセラーのご購入をおすすめします。