コーヒーメーカーで満足できなくなってきたアナタへオススメする、手で淹れたドリップコーヒーの味わいを楽しめるコーヒーメーカーをご紹介いたします。
目次
ハンドドリップコーヒーを目指したコーヒーメーカー
コンビニでも気軽に挽きたてのコーヒーが安く飲めるようになりましたが、やはりコーヒー専門店などショップで飲むコーヒーには劣ります。 コーヒーの味の違いに気付き、こだわりを持ち始めるとドリップコーヒーなどを経験し、ハンドドリップに必ず一度は行き着きます。 今回は、ハンドドリップコーヒーを味わうための家電について、コーヒーの豆知識を交えてご紹介!
ハンドドリップを知ろう!
まず、ハンドドリップ以前に知っておくべきことを押さえましょう。
ご家庭での珈琲を淹れ方(抽出方法)は、だいたい2通り「浸漬法(しんしほう)」「透過法(とうかほう)」が多いです。
「浸漬法(しんしほう)-FULL IMMERSION」
一言で言えば「漬ける」になります。 コーヒー粉に湯を漬けて、時間がたったら粉とコーヒー液を分離して抽出します。
代表的なところはサイフォンやフレンチプレス。
どちらも専用機器は通販でも購入可能。
今回は浸漬法に関しては割愛いたします。
「透過法(とうかほう)-POUR OVER」
こちら今回の題目にもなっている「ハンドドリップ」が代表的。
ネルドリップなどもあり、こだわりの飲み方を持ち始めると、アレコレ試さずにはいられなくなります。
抽出方法は、お湯をコーヒー粉を通し、濾過し続けてコーヒー液を抽出。ペーパードリップやエスプレッソ、水出しなんかも透過法にあたります。
ペーパードリップは透過法ではありますが、一部浸漬法になるものもあります。
ペーパードリップ
もうコーヒーひとつでイロイロなやりかたがあるので、大変ですが代表的なペーパードリップ方式の中にも違いが有ります。
ぺーパーの形が台形・円錐とありそれぞれでも○○式というのがあります。
台形型1つ穴 メリタ式
お湯を注ぐ > 30秒ほど蒸らす > 抽出量分のお湯を一気に注ぐ。
台形型3つ穴 カリタ式
お湯を注ぐ > 30秒ほど蒸らす > そのあと4~5回に分けて抽出量までお湯を注ぐ。
円錐型 コーノ式
お湯を粉に浸透させるよう少量ずつ注ぐ
円錐型 ハリオ式
お湯を注ぐ > 30秒ほど蒸らす > 中心からうず状にお湯を3分くらい注ぐ。
やはり拘りのコーヒーには一手間が欠かせないのです。
それでは、ハンドドリップのやり方についてみてみましょう。
ハンドドリップのやり方
ハンドドリップと聞くと、さきほどペーパードリップでも紹介した方法などがあり、上級者向け・手間がかかるなどイメージがありますが、その一手間がコーヒーの美味しさを引き立ててくれるのです。 では、ハンドドリップでペーパードリップ方式のやりかたについてです。
準備
用意するもの。
・コーヒー豆
豆は新鮮なコーヒー豆を使いましょう!
・計量スプーン
一般的に180cc程度で12g。一度に3人分などいれるなら一杯あたりが10g程度でもよい。
・コーヒーミル
豆を粉に挽く道具。お店で挽いてもらってくるなら要らないよ!
・細口ポット
沸かしたお湯をポットに移すことで、湯温が適温の86度くらいに落ちつき、注ぎ口が細口なことで、一定の細さを保ってお湯を注ぎ続けることができる。お湯の温度が便利な細口のケトルなどもあります。
・ドリッパー又はネル
ペーパー又はネルをセットして粉をろ過するもの。
・サーバー
ドリッパーから滴り落ちてくるコーヒーが入るもの。
・カップ
気分があがる洒落乙なカップなど。
手順
1.まずはお湯を沸かしましょう。そして、サーバーやカップも温めておきましょう!
せっかく美味しく淹れようとしているのにコーヒーが冷めた器具に入っては台無しです。 ドリップしたコーヒーを温かく受け止めてあげましょう。
2.ペーパーフィルタをセット
コーヒーの粉をペーパー(又はネル)に美味しいハンドドリップコーヒーを飲みたいと集まった人数分いれます。
ドリッパーにフィルターを密着するようにセットし、粉を入れたら軽く揺すって表面をならします。
このとき、お豆様は新鮮なものがよいとされますが、結構好みもわかれたりあしますので、まずは楽しむことから初めてみましょう!
ネルは布製のもので、まろやかでビシっとした味わいを楽しめます。ネルの場合豆はちょっと多めに、ペーパーに比べ挽き目は荒いのがよいと言われます。
あと布を通すので、お湯の温度も88度くらいと、ちょっと違いが有ります。
3.お湯を注ぐ
◆沸騰する前で止めましょう。◆
沸かしていたお湯の温度を確認し、抽出温度は85~90度位を目安にします。
細口のポットを使い、粉の中心からお湯をほそ~く落ち乗せるようなイメージで、ゆっくりと注ぎましょう。
ちょうど五百円玉くらいを目安がわかりやすいでしょうか。
この時、縁には注いじゃダメ。大量に注ぐのもダメ。
粉が湯に浮くと雑味が多く出ます。
水分を含んだ粉が膨らんできます。
豆が新鮮なものほど、膨らみが大きく見えます。
お湯を注いで10秒くらいしたら、ポタッと一滴が落ちるくらいがGOOD!!
「ポタッポタッ」っとなるくらいまでお湯を入れたら、30秒ほど蒸らしのお時間です。
4.2回目のお湯を注ぐ
蒸らしタイムが終わったら、中心からだんだんと外側へ、円や「の」の字を描くようにお湯を注いでいきます。 今回も、ほそ~くゆ~くりです。
このとき、ペーパー内でコーヒー粉の土手が出来てきています。
これを崩さないくらいまでがポイントです。
中心から、外側へ淹れるのを数回に分けてゆっくりドリップします。
ハンドドリップについて文字にして起してみてもそうですが、
入れ方、タイミング、注ぐ量などで味の変化をつけるなど、コーヒーは奥深さがあります。
淹れているときも楽しいですし、飲むときの楽しみも、コーヒーメーカーなどでは味わえないものです。
ハンドドリップを目指すコーヒーメーカーが登場!!
アピックスインターナショナル ドリップマイスター ADM-200
ハンドドリップでの注湯で大事な一定の量をゆっくり注ぐを、コーヒーメーカで実現しています。
そのほか、コーヒーメーカーでハンドドリップの味を実現するために、いろいろな工夫が施されています。
ポイント
毎分3周 360度自動で回転する給水タンクで。タンクは2重構造になっており、タンク内で抽出に最適な温度をキープし、サーバーへ落ちていく際に飲み頃になるよう考えられて作られています。
また、独自の抽出構造で3つのドリップ穴があり、均一の速度で回転することで、やさしくコーヒー粉にムラなく注ぐ設計になっています。
抽出時間は約4~4分30秒。温度管理、抽出速度などハンドドリップの美味しさを実現するためのコーヒーメーカーなのです。
デザインも黒ベースとホワイトと2種類ありどちらもスタイリッシュさバツグン。容量は350cc以下まで。 付属品は、軽量スプーン。
本体:幅約16.8 × 高さ29 × 奥行き16.8cm
重さ:約0.9kg
ハンドドリップをこれから始めるけど、なんだか上手に淹れる自信がない方や、この「ドリップマイスター ADM-200」の実力をみてやろうじゃないかと思ったコーヒー好きの方、このコーヒーメーカーは要チェックです。