エアコンで電気代を1番使うタイミングは「温度を上げるときと下げるとき」
そのため、一日中かければ、温度の上げ下げが少なく、電気代もその分減る・・・
なんて話しをよく耳にします。
出かけるときなんかは勿論エアコンを切って出かけるのが普通だと思いますが、
では実際のところ、本当にかけっぱなしの方が良いのでしょうか。
帰ってきたときも心地の良い温度であればいいにコシたことは有りません。
この噂が本当であれば、是非ずっとかけっぱなしにしておきたいものです。
大まかに計算してみた
エアコンの使用電力は、通常の安定時だと大体100W~200W程度かかるそうです。
またかけ始めや温度を上げ下げする時にかかる電力は平均的には900W~1300W位だそうで、なんと安定時に比べ9倍程かかります。
エアコンをつけっぱなしにしてた場合の計算
単純計算で、かけ始めての1時間と、温度が安定してからの1時間を計算してみると、
- 立ち上げ:1,300W × 1時間 × 電気代(25円/[キロワット])= 32.5円
- 安定稼働:100W × 1時間 × 電気代(25円/[キロワット])= 2.5円
になります。
つまり、24時間エアコンをずっとつけっぱなしにすると、ほんとにざっくり大体ですが、
- 立ち上げ:1,300W × 1時間 × 電気代(25円/[キロワット])= 32.5円
- 安定稼働:100W × 23時間 × 電気代(25円/[キロワット])= 57.5円
と、一日およそ90円の計算になりました。
エアコンを普通に切った場合の計算
また、今度は普段の生活でおおよその平均的な平日の使い方で計算してみます。
朝起きて3時間程運転、帰ってきて寝るまでの5時間程運転で計算してみます。
つまり全8時間運転で、切ったのは2回。
立ち上がりから安定まで1時間として、それ以外の時間は安定時の消費電力で計算します。
- 立ち上げ:1,300W × 2時間 × 電気代(25円/[キロワット])= 65円
- 安定稼働:100W × 6時間 × 電気代(25円/[キロワット])= 15円
と、一日で80円になりました。
エアコンをこまめに切った場合の計算
今度は、一日家にいるパターンでこまめに切るパターンで計算してみます。
朝起きて3時間程運転、少し出かけて帰ってきて4時間運転。
また買い物に出かけて帰ってきて5時間運転で計算してみます。
つまり全12時間運転で、切ったのは3回。
- 立ち上げ:1,300W × 3時間 × 電気代(25円/[キロワット])= 97.5円
- 安定稼働:100W × 9時間 × 電気代(25円/[キロワット])= 22.5円
と、一日で120円になりました。
1日3時間位切ることなら結構ありそうですが、この場合24時間かけるより結構かかってしまいます。
実際に24時間エアコンをかけてみた時の料金
ここに朝9~夜23時の時間帯で実験したデータが有ります。
条件はマンションの2部屋で、最高気温は36.3度の猛暑日。
日中は35分間外出し、夜は18分間外出します。
買い物とか散歩とか日常生活で外にでるタイミングでこまめに入り切りした場合と、24時間ずっーとつけっぱなしにしたデータ比較です。
結果は
- こまめに入切:0.9[キロワット] × 電気代(25円/[キロワット])= 22.5円
- つけっぱなし:1.15[キロワット] × 電気代(25円/[キロワット])= 28.75円
とつけっぱなしの方が高くなりました。
結局の所まとめ
結局の所、家に多くいる場合(長い時間エアコンをかける必要がある場合は)エアコンはかけっぱなしの方が良くて、
あまり家にいないときは外出時はエアコンを切ったほうが良い事が分かりました。
つまり、平日仕事に出るときは普通に切っていった方がいい。
土日なんかで家にいるときは、ずっとつけっぱなしの方がいい。
こんな感じです。
とは言え、そこまでの料金差では無いこともわかってきました。
勿論、部屋の温まり速度や外との温度差や空気の循環の仕方等細かい条件により変わっては来ますが、
結論、自分の選択は「ずーっとエアコンをつけっぱなしでも良いや~。そーしよ」でした。