電気ポット最大の魅力
電気ポットは水を沸かし、長時間保温していつでも熱いお湯が使えることが魅力です。
一定温度を維持するための保温機能を持ち、沸騰するほどの熱湯だけでなく、80℃や70℃というように、お湯の用途に合わせた温度設定が出来ることが特徴です。
電気ポットは温度を保つために、ふたや本体の側面に高性能断熱材を使用しており、熱を容器の外に逃がさないよう保温ができるような工夫がされています。
また、高温を維持するように魔法瓶の役割としての機能しているものもあります。
保温機能がバツグン!
ステンレス製の二重構造のように魔法瓶の機能をもたせた保温性能の高い電気ポットは、長時間にわたりわずかな電力を消費することで、高い温度を保つことが可能です。
比較的高めの価格設定にはなりますが、消費電力が少なく電気代が節約されます。
電源のない場所でもある程度の保温を保つことができますから、例えば屋外での使用ができる便利さがあります。
なお、上部の手押しポンプが内蔵されている製品も多く、電源のない場所で使用する場合でもお湯が出せるような仕組みになっています。
保温と再加熱コスパが良いのは?
このように高い保温力を保つ電気ポットですが、2時間以上保温をつづけた場合、保温のための電気消費量より、再沸騰させるほうが電気の消費量は少なくなります。
低めの温度で保温して、必要なときその都度再沸騰させると沸騰までの時間も短くなり効率的といえます。
2時間以上熱いお湯の必要がない場合は、プラグを抜くほうが電気代の節約になります。
休止モードなどがタイマー機能がついた電気ポットもありますからそれぞれの使い方で選ぶとよいでしょう。
電気ポットの意外な落し穴
しかし、長時間にわたり熱いお湯がポットにあるということは便利な反面、お子さんのいる家庭などではやけど事故の危険が伴います。
そのため電気ポットは、点灯時に水やお湯がおぼれてしまうことが無いよう、安全について配慮されています。
電気ポットは転倒防止のため、コンセント接続部が磁石となっており、力が加わることによって外れる機能をもたせています。
電源コードに足などを引っ掛けてしまうと電気ポットの転倒のおそれがあるからです。
万一、電気ポットを転倒させてもJIS規格に定められた流水保護装置が組み込まれており、漏れ出す湯量を厳しく制限しています。
また、子供が給湯ボタンを押してしまっても、給湯するためには初めにロックを外してから給湯ボタンを押すという二段階が一般的です。
電気ポットは様々な安全装置によってやけど事故の防止が図られています。