スマートスピーカー(AIスピーカー)
テレビのCMやネットのニュースなどでスマートスピーカーが話題になってます。人工知能を搭載したスピーカーと言うことわかりますが、そもそも何ができるのかがわからないし、スピーカーと言うけれど音質はどうなのかなど疑問がたくさんあります。
そんなスマートスピーカーについて基本的なところやメーカによる違いを知って時代に乗り遅れないようにしましょう。
目次
スピーカーと言えば音を聴かせるために使う装置です。そこに人工知能が備わることで人との受け答えができるようになります。一般的な構造としては、スピーカーと音声を聞き取るためのマイクがある音声入出力部分、聞き取った内容を理解して処理する演算制御部分、ネットワークに説即するための通信部分になります。
一部の製品にはスピーカーが外付けの廉価版もあります。メインの機能は、話しかけられたことに対して人工知能が適当な回答を返すと言う対話になります。 ネットワークにつながっているためインターネット検索も音声で行うことができます。例えばニュースや天気などを尋ねることで検索結果を音声で読み上げてくれます。
また、スマート家電との連携も一部製品では利用可能です。 明かりの点灯や消灯などをコントロールできると手が離せないときなどにとても便利です。
電源のコントロールを可能にするものもあるため、コンセントを抜き差しするだけで動きを制御できるような家電なら利用可能です。 また、赤外線リモコンを利用している家電製品は将来、音声による操作が可能になる予定です。
現時点では全ての機能を利用することはできませんが、今後のアップグレードでできることが増えて行く可能性があり、期待が高まります。 外出先からの家電の操作や、出前の注文、英会話や書籍の読み上げなど海外では使える機能が日本では未対応と言うものもあります。
規制が原因でできないものもありますが、言葉の壁が原因で時間がかかっているだけの機能は、しばらく待てば利用可能になるので期待して問題ないでしょう。
音質はどれぐらい期待できるのか
スマートスピーカーと呼ばれていますが、ネット大手が提供しているものについてはスピーカーの性能はあまり重要視されていません。 受け答えの音声が聞こえれば問題ない程度のスピーカーしか搭載していないため、音楽を楽しむことにこだわりなある人には向いていません。
音質にこだわるなら外付けのスピーカーを利用することを念頭に置いているようです。 ただし、中にはAmazon Echo Plusなどウーファーやツイーターなどを搭載した音質にこだわったモデルを提供しているところもあります。
そのほかにもオーディオメーカーが発売しているものは、音質までこだわったモデルが多く、スピーカーとしての役割を果たしてくれます。 スマートスピーカーの基本的な機能はそのままでスピーカーの性能が高く、音声操作で音楽を楽しみたいと言う人にはおすすめです。
使い方を場面に分けて紹介
詳細な使い方はスマートスピーカーそれぞれのできることによって変わってきます。 ここでは共通してできることをまとめてみます。
まずは音声認識と検索、検索結果の読み上げです。 手入力をしなくて良いためパソコンが使えない高齢の人や子供でも使うことができます。
子供がいる家庭では、良い話し相手になります。童話を読み上げてくれる機能が搭載されているものもあります。 いろいろと興味が多く好奇心旺盛な子供にとって質問は大事な勉強の一つです。
でも、知りたいときに大人が忙しいとついつい遠慮してしまいます。 そんなときにスマートスピーカーがあれば、すぐに問いかけることができます。 わからない言葉や一般的な情報までなんでも聞くことで正確な答えが返ってきます。
タブレットなどと違って文字入力の必要がないので、小さな子でも気軽に使えます。 光による目の発育の障害も心配する必要がありません。
高齢者の場合は、文字入力が負担になります。スマートスピーカーを置いておけば離れた家族との連絡に使うことができます。 電話では時間を選ぶようなものもスマートスピーカーの会話によってSNSを介して行えば簡単で便利です。毎日話しかけることで脳の活性化にもつながります。
そのほかに共通している機能としては、音楽再生です。 各社それぞれ利用できるサービスは異なりますが、音声によって希望のジャンルを言うだけで適当な音楽を流してくれます。
一人暮らしなどで帰宅後音楽がないと寂しいときなどにおすすめです。音量の調整も音声で操作できるので。 電話がかかってきたらすぐに音を小さくすることができます。 イメージを伝えるだけで音楽を選んでくれるので、状況に応じて気軽に雰囲気を変えると気分も変わってくるでしょう。
ニュースの読み上げも便利な機能です。 家事をしながらテレビを見ると効率が落ちるので、ニュースを見る暇がないときにはスマートスピーカーが便利です。 ニュースの読み上げをお願いすればいつでも最新の情報を得ることができます。
聞いているときにわからない言葉があれば、スマートスピーカーに聞いてみましょう。 その用語についても検索して答えてくれます。 ニュースの時間を特別に設ける必要はなく、何かをしながら聞くことができるので便利です。
家事でわからないことがあってもその場で聞けば検索結果を教えてくれます。いちいち手を止めてスマートフォンに打ち込む手間も必要ありません。
メーカー代表機種紹介とそれぞれの特徴
接続できるサービスによって区別すると大きく分けて3つに分類されます。
LINEが提供する「Clova」
SNSで有名なLINEが提供するスマートスピーカーで無料通話やメッセージを送ることができます。 LINEの機能が使えるのでよく使う人には便利です。伝えたい人を指定して送りたいメッセージを声に出すだけで文章にしてくれます。
送信前に音声認識の結果を確認できるので安心です。また、キャラクタのデザインの「Clova WAVE」なら赤外線リモコン機能があり、テレビの操作も可能です。
通販大手のAmazonのスマートスピーカー「Alexa」
「Alexa」(アレクサ)はAmazonが提供するスマートスピーカーです。 Amazonの会員サービスであるAmazonプライムと連携することで多くのサービスを利用することができます。 具体的には音楽の再生やアラームやスケジュールの管理、SNSやメールなどのコミュニケーションです。
また、通販ならではのネット注文も可能です。欲しいものを伝えるだけで検索して値段を教えてくれます。 問題なければ購入する旨を言えば完了です。
サイト大手のGoogleは「Google Home」
人工知能の性能が最も高いのが「Google Home」です。 ネットの検索で培ってきたデータベースや音声解析などを利用しているため音声認識の精度が高くストレスがありません。
また、Googleが提供するメールやカレンダーなどのサービスも利用可能です。 AndroidOSとの連携もスムーズに行うことができるので、対応するスマートフォンを使っている人なら便利です。 ChromeCastを使ってテレビと接続すれば動画を楽しむことができます。
Sony「LF-S50G」は音にこだわり
Sonyの「LF-S50G」は「Google Home」と同じGoogleアシスタントを搭載しています。 「Google Home」は欲しいけど音質にもこだわりたいと言う人におすすめです。 スピーカーが上向きと下向きの2方向になっているので部屋中どこにいても質の良い音楽を楽しめます。
JBL 「LINK10」は持ち運びができる
JBL の「LINK10」は、バッテリーを内蔵しているので電源がないところでも使うことができます。 そしてIPX7の防水性能があるため屋外での使用も心配する必要がありません。
キャンプなどに行くときにこれさえあれば自由に音楽を楽しむことができます。 人工知能にはGoogleアシスタントを利用します。
それぞれに特徴があるので迷ってしまいますが、性能比較ではなくそれぞれが利用できるサービスで検討して見ると絞り込みが簡単です。
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