スマホであれこれ管理できる時代になり、家電もスマホアプリとの連携することで、今まで見えなかった部分が可視化される時代になっています。
こんな便利な時代なからこそ、しっかり活用して家電を最大限活用していくのも大事です。
今回は、言わずと知れた「プラズマクラスター」でお馴染みにシャープの空気清浄機をチェックしてみます。
スマホで管理するプラズマクラスター加湿空気清浄機
今回見ていくのは、2017年9月に発売され話題を集めている加湿空気清浄機。
注目の理由は、クラウドとの連携と人工知能があなたの生活環境などを学習していき、居住地域の空気環境なども分析し最適な運転をしてくれるというもの。
いままで、「プラズマクラスター」と名称だけで効果ありそう!と思って購入したものの、いまいち効果に実感を持てなかったという人は、チェックしておきたい2017年おすすめの空気清浄機。乾燥する時期。長年使って効果がどうなのかわからない空気清浄機を買い替えタイミングとして、今年の新製品は要チェックです。
人工知能があなたをサポート
まず、今回の注目ポイントでもある「人工知能」を用いた空気清浄機の利用にあたって注意すべき点は、クラウドサービス「COCORO AIR」を要するという事。 「COCORO AIR」に対応した製品は、「KI-HX75」「KI-HS70」「KI-HS50」です。
クラウド上で、学習が進んでいくため、この機能を生かすにはネット接続した状態でないとならない。
有線配線はあるけど、無線環境がない場合は別途無線LANルーターなど購入が必要となる。
まず、空気清浄機をルーターの無線LANの接続設定が必要。
この初期設定に関しては、空気清浄機側のボタン操作と無線LAN機器のボタン操作を行うだけなので、他の機器で接続設定したことがある方ならスムーズに行える仕様になっています。不安な方でも、説明通りに操作を行えば難しい操作はないので安心してください。
また、無線LAN機能が搭載されているので、「COCORO AIR」アプリは無料でiPhone / iPad、Android™端末にインストールする必要がある。
スマートフォンやタブレット端末にインストールしたらアプリを起動し、購入した機器を登録し、また本体側のボタン設定を行うことで、クラウド側の設定サービスへ接続が可能となる。
クラウドの連携による恩恵は大きい。
たとえば、花粉量の多い時期は、天気予報などでも発表される。このデータをクラウドのAI(人工知能)側で分析を行い、花粉運転モードに自動的に切り替えてくれたりする。外気の状況は花粉だけでなく、PM2.5や黄砂のほか、温度湿度もありますね。それに、あなたの部屋の空気の状態など、すべての空気状態をクラウド上に蓄積させ学習することで、自動運転を最適に行っていけるようになるわけです。
アプリでを通して空気の状態を可視化できるものありがたい。
従来のプラズマクラスターは確かに空気がきれいになっているんだろうな。と感じることはあれど、実際にどれくらい綺麗になっているかなど、測定器など使わなければ不明確。
それをアプリを通して確認できるようになるのだから、ユーザーとしては満足ではないでしょうか。
購入して、アプリを入れて「はい!学習開始いたいします!」とはならないが、今後多くの家電がAI(人工知能)とIoT(モノのインターネット化)を組み合わせ、クラウド環境と密接する家電が増えていくので、新しい家電は目が離せません。
他には何が変わった?
前述した無線LAN機能とアプリ連携「COCORO AIR」のほか、新しく搭載されたモードは「効果実感モード」。
空気清浄の効果をしっかり実感することが本当にできるかは、個人の環境等にもよるが従来機より「パワフル」運転してくれる。
「効果実感モード」は、人が部屋にいない間でパワフル運転で空気をきれいにしてくれるというモード。
これに付け加えて、外出先からアプリをリモコンとして操作し運転モードを切り替えることも可能。
また、部屋でソファなどにいるときに、離れた場所から操作できるのもいいですね。
※効果実感モードはKI-HS40には付いていませんが、パワフル吸じん運転がついています。
KI-HS70とKI-HS50、KI-HS40と待望のスリム化!
シャープだけに限らず、空気清浄機は意外と場所をとる大きさです。
今回KI-HS70とKI-HS50、KI-HS40は従来より細くスリムボディになりました。
B5版雑誌見開きサイズ程度といわれています。
従来機と比較
機種 | 寸法(幅×高さ×奥行) | 従来の薄型スリムデザイン | 399 × 615 × 230mm | KI-HS70 | 370 × 660 × 293mm | KI-HS50 | 345 × 631 × 262mm | KI-HS40 | 280 × 622 × 260mm |
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確かに、横幅は小さくなりスリムかと思いきや、大した差ではないけど、従来の薄型スリムに比べると奥行がちょっと厚めになっていませんか?
KI-HS40は結構スリムになった感じが見受けられますね。
パネル部のデザインもスタイリッシュになっているので、よりスリム感は感じられます。
空気清浄機の正しい使い方
説明書を読まないで使用している方いらっしゃいませんか?
説明書には、大事なことがたくさん書かれています。
適切な場所で、注意を守って使う事で、空気施錠の機能もしっかり発揮されますので、
今一度、使い方などをしっかり見ておきましょう!
ポイント1
空気清浄機は1年中、というかずーっとつけっぱなしにする。
電気代を気にして、こまめに電源を切っている方いませんか?
取扱説明書にも記載があるように、24時間365日運転し続けることがおすすめされています。
つけっぱなしにする理由は、2つ。
部屋では、人の汗、外部から持ち帰った衣類のニオイ、室内での料理などのニオイなどが付着した状態になると、簡単には消えません。
生活臭などを常時綺麗にするためにも常に稼働させておくのがベターです。
プラズマクラスター25000空気清浄機なら付着したニオイまでしっかりキレイにできるので、1年中綺麗な空気を保つためにも24時間365日の運転が求められる。
電気代ですが、1日24時間あたりの電気代は、新電力料金目安単価27円/kWh(税込)で計算して 約6円程度。
※(KI-HS70の自動運転時。空気がきれいなとき19.2時間、汚れているとき4.8時間で運転した場合の目安。使用状況によって電気代は異なります。)
そこはケチらずに、綺麗な空気の部屋を保つことにペイしておきましょう。
ポイント2 空気清浄機の置き場所
意外に間違った置き方をしている人も多い。
まずシャープの空気清浄機の横から空気を吸い込み、上部から空気を排気します。
空気清浄機の置き場所によっては、空気を循環させにくい場合もあり、機能が生かされないということも考えられます。
では、どういった置き場所がよいのか。
部屋におく場合は、隅に置く。
その際、背面と壁との距離は3cm以上はあける。横に関してもなるべくスペースを取るようにおきます。
上部に関しても60cm以上スペースを持たせ、空気循環しやすい環境が必要です。
まわりにものが無い状態で、隅に置くのがベスト。
エアコンを使用する場合、夏場はエアコンの真下に置き、冷たい空気と一所に空気を循環させ、冬はエアコンの向かい側に置き、暖かい吸気を循環させるとなお効果的です。
また、花粉時期などは、入口付近や玄関などに置く事で、帰宅時に外から持ち帰った花粉やウイルスをそこではらって、空気清浄機で綺麗にするなども効果的です。
ポイント3 お手入れ
空気清浄器はいろいろなフィルターなどがあります。
それぞれ、定期的に掃除をしないと、ほこりがたまったり、フィルターで食い止めたものがたまってしまい、綺麗な空気を排気しにくくなります。
取扱説明書にお手入れ方法の記載があるため、しっかり読んでおきましょう。
同梱の使い捨てプレフィルター 交換目安は約1カ月に1回。これは、つけておくと本体側のフィルターの手前でほこりなどキャッチできるのであると良い。
しかし、週に1回交換は意外に忘れます。
集じんフィルター・脱臭フィルターの交換目安は10年に1度とメーカー側では言われていますが、高い確率でその前に交換する時期がやってきます。
利用環境によっては、フィルターにニオイなどが付着し、排気される空気にまじったりします。
こまめな手入れを心がけないといけない。だいたい掃除機で吸っておけばいい。
プラズマクラスターイオン発生ユニットは、半年に1度付属のユニット清掃ブラシで綺麗にしましょう。
タンクは、給水のたびにこまめに掃除。これを怠るとタンク内が酷いことになる。
加湿フィルター・ トレーは最低でも1カ月に1度。わりと加湿機能を使用する方は、わりとこまめに掃除しないと、ヌメリやニオイが発生する。
従来機では、加湿フィルターが曲者で、こいつもニオイを発生させる原因になる。トレー側も、こまめに掃除しないとヌメリ、酷い時は水垢など発生するケースも。
といったように、加湿空気清浄機は、空気をきれいにする機能のほか、加湿機能も備えているので、お手入れの部分でちょっと手間がかかる。
綺麗好きのひとにとっては大した手間ではないが、週末くらいしか掃除する時間がないといったひとは以下のような使い方をおすすめします。
空気清浄機の加湿は使わない
極端な話かもしれませんが、昔電気屋さんで言われたことで、なぜか言いつけのように守っていることがあります。
加湿空気清浄器の加湿は使わずに、加湿専用に1台購入して使ったほうが良い。
といわれました。
理由は、空気清浄器は1年中使うが、加湿機能は乾燥する時期などにしか使わないのと、加湿専用の機器のほうが効率が良いという点です。
加湿機能を使わない空気清浄器のメリットは、加湿にかかわる部分のお手入れが楽になる。タンクの水もつかわないので、雑菌など繁殖して空気に交じって排出される心配がいらない。デメリットは加湿機能が付いているお高い商品の機能を飾りとして扱うことになる。
加湿機のみを使用するメリットは、加湿に特化した製品なので、加湿の効率はよい。
必要な時期だけ利用して、お手入れもすればよい。デメリットは、掃除する機器が増える。
ちなみに我が家では、プラズマクラスター空気清浄器2台、うち加湿機能付きで加湿を使わないのが一台。
加湿機1台、ハイブリッド方式除湿乾燥機 1台時期によってはすべてが部屋の一角を占拠するシーズンが冬場です。
こんな使い方おかしいよな?と思いながら、それぞれを運転させている。
ここまで変な使い方はしなくてもよいために、加湿機能などが組み込まれているというのに、 いったい何をやっているだろうかと思う今日この頃でございます。
気になるお値段はいくら?
いろいろ新しくなったプラズマクラスター加湿空気清浄機ですが、やはり最終的に気になるのはお値段。対応畳数などあわせてみてみましょう。
※以下価格は、2017年12月5日 総合通販PREMOAにて記事公開時に設定されている金額になります。
実際にショッピングサイトにて金額が異なる場合がありますのでご了承ください。
SHARP KI-HS70-W
¥ 50,800
最大適用床面積 31畳
加湿タンク容量 3.0L
加湿量/h 630mL
適用畳数 木造和室 11畳 洋室 18畳
SHARP KI-HS50-W
¥ 43,800
最大適用床面積 23畳
加湿タンク容量 2.5L
加湿量/h 550mL
適用畳数 木造和室 9畳 洋室 15畳
SHARP KI-HS40-W
¥ 36,631
最大適用床面積 18畳
加湿タンク容量 2L
加湿量/h 420mL
適用畳数 木造和室 7畳 洋室 12畳