冬に備えてコスパ最強な暖房が欲しいあなたに
目次
寒い冬に欠かせない暖房器具。皆さんは何をお使いですか?
今回はご家庭でお使いであろう暖房器具のコスパや特徴を比較してみました!
コスパ一覧表(電気代、ランニングコスト、本体価格)
石油ストーブ | 石油ファンヒーター | ガスファンヒーター | 電気ストーブ | 電気ファンヒーター | エアコン | |
---|---|---|---|---|---|---|
本体価格 | やや安い (6千円~) |
やや高い (1万円~) |
やや高い (1.5万円~) |
安い (3千円~) |
安い (4千円~) ※価格帯に幅あり |
高い (3.5万円~) |
燃料費 | 高い (石油) |
やや高い (石油) |
やや安い (ガス) |
– | – | – |
電気代 | – | 安い | やや高い | 高い | 高い | やや高い |
適所 | リビング、倉庫、ベランダなど | リビング | リビング | 台所、脱衣所、個室など | リビング | リビング |
1円あたりのエネルギー効率性は、1位 灯油、2位 都市ガス、3位 電気 の順に高く、
電気式暖房器具の中でも、エアコンは例外としてコスパの良い暖房器具と言えます。
以下ではさらにそれぞれの詳しい特徴を調べてみました。
1.石油ストーブ
石油をエネルギーとして暖めてくれる製品です。ランニングコストはエアコンに次いで良いと言われています。
【石油ストーブ メリット】
・熱だけの力なので音が静か
・同じく石油を使うファンヒーターに比べて価格が安い
・風を伴わない熱伝導の為乾燥が少ない。
・電源がいらない為節電効果がある。
【石油ストーブ デメリット】
・灯油が燃焼することで二酸化炭素が発生する為定期的に換気が必要になってくる。
・石油ファンヒーターのように調整が出来ない為石油の消耗が大きい。
2.石油ファンヒーター
主に石油をエネルギーとして暖めてくれる製品です。ストーブとファンヒーターの違いはファンの部分を利用して風で熱を全体に送り出してくれるのが特徴です。
【石油ファンヒーター メリット】
・ファンをまわす事により部屋全体を暖めてくれる。
・部屋がすぐに暖かくなる。
・時間設定や温度設定が可能。
【石油ファンヒーター デメリット】
・点灯時の石油のニオイが目立つ。
・ファン機能によりほこりが舞いやすい。
・ファン機能により乾燥がしやすい。
3.ガスファンヒーター
主にガスをエネルギーとして暖めてくれる製品です。灯油の独特なニオイが苦手な方におすすめです。
【ガスファンヒーター メリット】
・点火時に嫌なニオイがない。
・点火のスピードが早い。
・灯油を使う製品と違い、灯油を入れる手間がない。
【ガスファンヒーター デメリット】
・電気代が高くつく。
・電気で動いているので電気が使える環境じゃないと使えない。
4.電気ストーブ
電気をエネルギーとして暖めてくれる製品です。ハロゲンヒーターとカーボンヒーターの2種類がメジャーになっています。
ワット数が高くなるとエアコンなんかよりも電気代は上がってしまうようです。
【電気ストーブ メリット】
・本体価格設定が低めになっている。
・本体が軽量なものが多い。
・部屋を暖める速さに優れている。
【電気ストーブ デメリット】
・部屋が広いと温めるのに時間がかかってしまう。
・時間がかかり、電気代も高くなってしまう。
5.電気ファンヒーター
セラミックなどの発熱体で発生させた熱を送風する暖房器具です。
最近ではダイソンのファンヒーターなどが代表的かつ人気です。
【電気ファンヒーター メリット】
・速暖性が高い
・空気を汚さない
【電気ファンヒーター デメリット】
・部屋全体を暖めるのには不向き
6.エアコン
電気をエネルギーとして暖めてくれる製品です。エアコンはご存じのとおり冷房・暖房機能が兼ね備えてます。1台置いておくとオールシーズン活躍できます。
【エアコン メリット】
・上から部屋全体を暖めてくれる。
・他の製品と違って発火の恐れが少なく安全性が高い。
・暖房器具の中では比較的ランニングコストが安い。
【エアコン デメリット】
・部屋の乾燥が激しい。
・他の製品と比較して本体自体の価格が高い。
・室外機など本体以外の設置が必要。
ストーブの豆知識
【1】知っておきたいストーブの種類について
暖を取るのに欠かせないものとしてストーブがあります。ストーブの分類は、分かりやすい方法としては燃焼エネルギーによるものがあり、大きくは、石炭や木などの固形物を燃やすタイプ、灯油を燃料とするタイプ、ガスを燃料とするタイプ、電気を熱源とするタイプを上げることができます。
代表的なものとしては、薪ストーブ、石油ストーブ、電気ストーブがあり、石油ストーブの場合、一般的には石油ファンヒーターを指しています。それぞれにはメリットをはじめとして特徴があり、価格の面においても機能や暖房能力によって違いがあります。
【2】薪ストーブの特徴とメリットについて
薪ストーブは、寒冷地においては日常的に使用するものとして廉価な製品が販売されているものの、一般的に設ける場合には、輸入製品などの高額なものが選ばれています。従来、ログハウス等では定番のストーブとなっていましたが、現在では一般住宅にも見ることができ、メリットは何といっても熱効率の高さがあります。
暖房面積も大きく、住宅プランによって違いはあるものの、概ね、次の朝まで室内を温めてくれます。また、基本的には直火による方法となるめに、煮炊きができる点もメリットとしてあり、雰囲気が良いことから憧れを持っている人も多くいます。だたし、難点としては燃料の確保があります。
現在、ペレット状の燃料や薪は購入をすることができますが一冬分を使うには結構な量を確保する必要があり、その分、費用がかかることになります。また、灰の掃除を含めて、定期的にメンテナンスを施す必要があります。
【3】石油ストーブの特徴とメリットについて
石油ストーブは広く普及しています。通常、ファンヒーターとして販売されていますが、大きなメリットとして手軽な点があります。商品は主にサイズ別で販売されており、表示も分かりやすいために、どのサイズが適しているのか判断がしやすいことも特徴の1つとなります。
メリットには、ストーブの中ではランニングコストが安い点もあります。燃料は石油となるために熱源としては最も廉価であり、自宅に貯蔵タンクが無い場合でも配達をしてもらうことができます。
難点としては、最も大きなものとして停電のケースがあります。ファンヒーターは電気でファンを回すことで燃焼部分に送風をし、温風を室内に送り届けます。そのために停電の場合には、使用することができなくなります。
最近においては、電気を使用しない、いわゆる反射板ストーブも見直されており、特に災害時においては大きな力を発揮することになります。
【4】電気ストーブの特徴とメリットについて
電気ストーブは、ストーブの中では最もクリーンな製品になります。他のストーブとは異なり種類が多いことが特徴としてあり、メーカーごとに、熱効率やランニングコストの優位性を前面に出した、様々な商品が販売されています。
メリットは、まず、安全であることがあります。機器自体が燃焼装置を持たないために火災などのリスクが非常に小さく、少し移動させただけで作動が停止するように作られています。次にクリーンさがあります。電気によるクリーン暖房に関しては、蓄電やオイル、エアコン等も同様になり、ここでは、薪や石油といったストーブとは異なり、室内の空気をきれいに保つことができ、臭いも発生しません。
また、最近主流の高気密住宅では最も適しており、燃焼による水蒸気が発生しないために結露を防ぐことが可能となります。難点としてはランニングコストがかかる点があり、停電の場合には、当然、使用する事ができなくなります。
【5】ライフスタイルに合わせてのストーブ選び
ストーブには、それぞれのタイプで一長一短があり、選ぶ場合にはライフスタイルに合わせることになります。例えば、ログハウスなどを住まいとしている場合には薪ストーブが適しており、高気密住宅や、小さい子供がいるななど空気の汚れが気になるようであれば電気ストーブが適した選択となります。
一方、ランニングコストを重視したい場合には石油ストーブが最も適していることになります。
ストーブの選択においては、特に、動力や熱源に電気を使用するタイプの場合には、予備として、動力不要のストーブを準備しておくことも1つの方法となり、この場合、災害時に非常に助かることになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。皆さんのお使いの暖房器具は出てきましたか?それぞれメリット・デメリットをご紹介いたしました。お住まいの環境によって向き、不向きが出てくると思います。ご自身のお部屋とよく相談をして暖房器具を上手く活用していきましょう!