年中使える除湿器!そのメリットや効果的な使い方を伝授
目次
除湿器と言えば、ちょっと前までは夏場のジメジメした時期に使う家電というイメージでしたが、花粉やPM2.5などの問題で洗濯物を年中部屋干しする人が増え、今では通年使う家電となりました。
除湿器の購入を検討中の方に、除湿器を使うことのメリットや除湿器の種類、特徴、おススメ機種などをご紹介いたします。
除湿器のメリット
除湿ができる
当然のことですが、室内の湿度を除去できて、室内に余分な水分があることでカビが発生することを防いでくれます。
そのほかにも、室内干しのなかなか乾かない洗濯物を乾かしたり、梅雨の時期などの気になるクローゼットの湿気を解消してくれたりと、除湿器の使い方次第で、除湿効果は大きく異なります。
うまく使えば節約になる
除湿機を使うことで電気代が心配になるかもしれませんが、エアコンに比べて電気代が安く、エアコン代わりに上手に使えば節約になります。
電気代を安く抑えたければコンプレッサー式の除湿器がおススメです。
本体の価格もピンキリですが、山のような洗濯物が短時間でカラッと乾くという除湿機のメリットを考えれば、価値があると言えるでしょう。
部屋を快適に保つ
湿度が高いことで不快に感じることがありますが、除湿機により快適な湿度を保ててさわやかに過ごせます。
コンプレッサー方式の除湿機であれば、部屋の温度も若干下がり夏場は特に快適であり、
逆にゼオライト(デシカント)方式は熱が発生するため冬場は温度を上げることができます。
ゼオライト(デシカント)方式は室温を8度もあげるというデータが出ているので、夏に使いたい場合には向きません。
体の冷えを防止する
除湿機は意外にも健康面にも影響を及ぼすってご存知でしたか?
湿気が多いことは体を冷やすことになるため、調子を崩しやすくなり、体内に湿気がたまることで様々な症状を引き起こすことにもなりかねません。
東洋医学では、湿気によって体のだるさ、食欲不振、頭痛など体調不良になることを「湿邪」と言うそうで、湿を溜めこまない生活を心がけることはとても大切なんだそうです。
室内の植物にやさしい
除湿機は植物に対しても実は効果があります。
植物は適度な湿度を好みますがあまりにも湿度が高いと、成長を妨げることがあります。
室内で植物を育てている方は除湿器を使うことで、植物にも快適に過ごしてもらえるようになります。
結露やカビ、サビの発生を防ぐ
冬の場合、結露が発生して窓に水滴がたまりカビが発生することがあります。
除湿機を使って結露を防ぎ、カビ以外にも錆の発生を予防することもできます。
除湿器の種類と特徴
ではどのような除湿機を使うと良いのでしょうか。
除湿機には大きく分けて三種類あります。
・コンプレッサー方式・・・空気を冷やして除湿する
・デシカント(ゼオライト)方式・・・ゼオライトで水分を除去し熱を使って回収する
・ハイブリット方式・・・コンプレッサー方式とゼオライト方式の両方を合体させたもの
コンプレッサー方式は空気を冷やすため室温が下がり、ヒーターを使わないので消費電力がデシカント方式の半分で済みます。
除湿できる量が多く、湿度の高い夏場に有効ですが、冬場は除湿力が落ちますし動作音や本体のサイズは大きいものが多いです。
反対にデシカント(ゼオライト)方式は熱を使って除湿するため温度が上がり、電気代も高くなりがちですが、冬場もパワフルに除湿してくれます。
動作音や本体のサイズも比較的コンパクトなものが多いです。
ハイブリット方式はどちらの利点も備えているため万能ですが、本体のサイズが大きめになり価格も高くなります。
どの除湿機が良いかは予算や季節に応じて選択しましょう。
除湿器の効果的な使い方とは
除湿器は、稼働させておけばいいというものでもありません。
より効率的な除湿器の使い方を事前に把握し、より高い効果を実感したいですよね。
狭い空間を閉め切る
除湿器の使い方で大事なのは、換気扇は回さず、なるべく狭い空間を閉め切るということです。
クローゼットに使う場合も、ドアも窓も締め切って、閉じた空間にして除湿器を使いましょう。
部屋干しも、広い部屋ではなく、浴室などの狭い空間でおこなうのがおすすめです。
浴室は狭くて締め切りやすいので、閉め切った浴室の真ん中に除湿器を置いて洗濯ものを乾かすと、カビの生えやすい浴室も除湿できて一石二鳥です。
さらに、洗濯物から40センチメートルほど離れたところに除湿器を置いて、除湿器からの風が洗濯ものの下の方に当たるようにすることも大事です。
近づきすぎても離れすぎても効果が低くなるので、なるべく早く除湿する為に40センチメートル程度のところに除湿器を置き、洗濯物の水分が溜まる下の方に風を当てるためです。
除湿器の使い方に気をつけるだけで乾くまでの時間が大いに短縮でき、当然ながら電気代の節約にもなります。
室温に気を付ける
除湿器の使い方で気をつけるべきなのは、室温です。
ゼオライト(デシカント)式の除湿器を使うと室温が上がるので、リビングなどで使用する場合は、夏なら外出中に除湿するのがおすすめです。
夜間に使うという方法もありますが、音が気になる場合もあります。
音も静かになり、除湿性能もより高くなった商品に買い替えるのもひとつの方法です。
年中使えるおススメ除湿器
コンパクトで家中持ち運んで使える 日立「HJS-D562」
・除湿方式:デシカント式
・除湿面積:木造7畳/プレハブ11畳/鉄筋14畳
・排水タンク容量:1.8L
・サイズ:269(幅)×445(高さ)×174(奥行)mm
・重量:5.3kg
本体のコンパクトさ、軽さを重視するなら日立の「HJS-D562」がおススメです。
移動も比較的楽に出来るので、おうちのいろいろな場所で使えます。
体操着1枚を約37分で乾かす! 三菱電機「MJ-120MX」
・除湿方式:コンプレッサー式
・除湿面積:木造15畳/プレハブ23畳/鉄筋30畳
・排水タンク容量:3L
・サイズ:360(幅)×534(高さ)×210(奥行)mm
・重量:13.5kg
温度、湿度のセンサーに加えて独自のセンサー「3Dムーブアイ」が搭載されており、洗濯物の湿り具合や量、位置などを検知して、濡れている洗濯物を効率よく乾燥するというかなりの優れものです。
洗濯物が乾くと自動停止したり、少しの量の洗濯物を短時間で乾かす「ズバッと乾燥」モードがあったり、部屋干しの強い味方です。
1年中快適に除湿 パナソニック「F-YHPX120」
・除湿方式:ハイブリッド式
・除湿面積:木造13畳/プレハブ19畳/鉄筋25畳
・排水タンク容量:3.2L
・サイズ:370(幅)×580(高さ)×225(奥行)mm
・重量:13.9kg
季節問わずばっちり除湿してくれるハイブリッド式の除湿器です。
「少量速乾モード」「音ひかえめモード」など便利な機能が多く搭載されており年中万能な活躍をしてくれます。
洗濯物の除菌をして部屋干し特有のニオイを防ぐナノイーも搭載されているのも嬉しいです。