一般的にドラム式に比べて洗浄力が高いと言われる縦型洗濯機ですが、沢山の機種があるので選び方に困ってしまうこともあります。
機能性ももちろんですが、設置スペースや容量の他に、メンテナンスのしやすさも気をつけておきたいポイントです。
この記事では縦型洗濯機の中でも、特におすすめできる乾燥機能のついたモデルを紹介していきます。
乾燥機能がついていれば、コインランドリーを使用する必要がなくなるので利便性が高めなのです。
他のチェックポイントにも気を配りつつ厳選して紹介していきますので、買替えを検討中の方はぜひチェックしてみて下さい。
買替えならコレ!おすすめ縦型洗濯乾燥機を紹介
目次
パナソニックの特徴とおすすめポイント
「泡洗浄」にこだわることで汚れ・匂いを除去
パナソニックの洗濯機は「泡洗浄」にこだわりがあるのが特徴です。普通の機種でも洗剤を多少は泡立てることができますが、パナソニックはあえて専用のメカニズムを搭載しています。
泡立てボックスが用意されており、給水と同時に積極的に濃密な泡を作るのです。こうすることで汚れを落とすための界面活性剤の効果を、最大限に発揮させるのが狙いとなります。
同社の実験において界面活性剤は、液体で振りかけるよりも細かな泡にした方が、汚れを落とす効果が高いとわかってきました。表面積が増える分は洗浄能力が高まると言うわけです。
更にパナソニックは温水洗機能も組み合わせることで衣服の黄ばみや匂いの除去にも優れています。
シリーズ別特徴(FW、FA、JFA)
パナソニックのFWシリーズは乾燥機機能がついているのが特徴となります。
15機種ほどがラインナップされており、サイズやデザインなどがそれぞれに異なっているので、内装との相性や機能性から好ましいものを選ぶことが可能です。
価格帯としてはFAシリーズよりも高価な部類となっていますが、その違いはヒーターを使った乾燥機機能がついているか否かで、これは検討する際には大きなポイントとなっています。
FAシリーズは買い求めやすいですが、簡易乾燥機能しか搭載しておらず、完全に乾かし切ることはできません。
JFAシリーズは同社が標榜するJコンセプトに基づいて開発されています。Jコンセプトと言うのは、日本の家電ユーザーからの意見を吸い上げて、国内の家庭事情などを鑑みて使いやすい製品を開発しようと言う取り組みです。
JFAシリーズはこの考えのもとで設計されており、かがまずに衣服を取り出せたり、各種機能の使い勝手を向上させるなどの工夫が盛り込まれています。
日立「ビートウォッシュ」の特徴とおすすめポイント
「水流で多彩な洗い」を可能にしたビートウォッシュ
強力なシャワーを使って洗浄液を衣服にしっかりと吸い込ませ、パルセーターが作り出す力強い水流で洗い上げるのがビートウォッシュの特徴です。
これを可能にしているのが、洗濯槽の下部に設置されているパルセーターのウイングとなっています。
日立はこのウイングを徹底的に改良することで、強烈な水流を生み出すビートウォッシュ機能を誕生させました。今ではこの機能がついているかどうかで製品を選ぶ方も増えてきているほどです。
ビートウォッシュでは人が手で行うような「叩き・もみ・押出」などの各種の洗いを再現しています。これによって多彩な汚れに対応することが可能となりました。
ビートウォッシュは登場以来、継続的に改良が続けられており、新しいモデルでは羽根の形状が変更されるなどしています。これによって洗いにムラが出にくくなるなどの進化を達成。
更にモデルによっては大流量の水で洗剤を綺麗にすすいでいく「ナイアガラすすぎ」や衣類が固まらないようにしながら脱水する機能など、嬉しい特徴が盛り込まれています。
おすすめポイントは力強さとバランスの良さ
上述の通り洗濯機に求められる「汚れを落とす」機能については高い水準にあります。しかもそれだけではなく、使い勝手についても色々な工夫があるので、総合的にバランスが取れているのが強みです。洗濯槽を浅めにして取り出しやすくしていたり、節水や省エネの他に操作性についても工夫がされています。
東芝「ZABOON」の特徴とおすすめポイント
W-10SV8/AW-9SV8の機能特長
東芝が手がけている縦型洗濯機「ZABOONシリーズ」の中でも、高級機種として総合力に優れているのがAW-10SV8/AW-9SV8の2つのモデルとなります。
いずれの機種も特にデザイン性も高級感がありつつ、機能性を見ても高水準を達成。ハイクオリティーな製品を探している方は要チェックです。
これらの機種ではウルトラファインバブル洗浄を搭載しています。この機能は洗剤の泡をナノサイズにまで小さくすると言うもので、これによって衣服の繊維の隙間を極小バブルが通り抜けるようになっているのです。これによって繊維の隅々まで綺麗にして匂いも除去してくれます。
他にはより汚れを落としやすくする温水機能や、強力なすすぎが可能になっている他、全自動で槽内をクリーニングできるのも魅力です。
痒いところに手が届くような工夫がされており、価格に見合った性能を期待できます。
AW-8V8の機能特長について
こちらは上記の機種のコンパクト版で、狭小スペースにも設置しやすくなっています。
ウルトラファインバブル洗浄を搭載していますが、上記の機種とは違って温水機能がないなど廉価版としての立ち位置です。
おすすめポイントは選べる容量と騒音防止設計
ZABOONには多彩な容量のモデルが登場しており、コンパクトなものから大型の製品も選ぶことができます。特に大型のものでは一家の洗濯物2日分を、まとめて洗えるようなサイズの機種も登場しました。またDDインバーターを搭載することで騒音の低減を達成しているのも魅力です。
シャープの特徴とおすすめポイント
ES-PU11C、PU10C、PT10Dの機能特長
これらのモデルには共通して「穴なし洗濯槽」が採用されています。これはカビの発生を防いで無駄な水を低減するなど、嬉しいメリットが多いです。
話題のプラズマクラスターも導入されており、衣服の臭い取りや槽内の自動メンテナンスにも役立っています。
他にも多彩な特徴やメカニズムが盛り込まれているので、多機能な機種を探している方にはは、適しているシリーズです。
PU11CにはPU10Cには超音波ウォッシャーが付属しています。これはハンディタイプの装置で、部分洗いに最適です。
超音波が洗剤を振動させて弾けさせることで、襟周りなどの頑固な汚れをケアすることが可能となっています。
PT10Dでは超音波ウォッシャーがない他、音声機能もついていませんが、他はほぼ同じ機能を搭載しているため、廉価ではありながらも魅力は小さくありません。
おすすめポイントは総合力の高さ
穴なし洗濯槽を採用したことで汚れを落とす効果も高まっていますし、プラズマクラスターなどによって清潔・衛生面も安心感が高いです。他にも省エネ・節水に役立つ工夫もいくつか盛り込まれていますし、操作パネルも使いやすいように改良が繰り返されてきました。全体的にみて多機能なのがシャープの特徴と言えますが、求められるポイントをしっかり押さえており、総合力が高い印象があります。
縦型洗濯乾燥機ランキング
縦型洗濯の乾燥機能付きでご紹介した洗濯機が気になった方は是非価格など比較検討してみてください。