エアコンのお掃除はもう済んでますか?
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普段何気なく使っているエアコン、暑い日にはあっという間に部屋を冷やしてくれ、梅雨のジメジメとした時期にも除湿機能を使えば部屋を快適な快適な空間にしてくれます。
しかし、そんなエアコンの掃除について考えた事がある人は意外と少ないのではないでしょうか。
最後に掃除したのはいつだったか・・・
思い出せなくてドキッとする人も多いのでは??
エアコンは精密機器のため、定期的なお手入れと掃除が必要です。
もし掃除を怠ってしまうと、エアコン内部のフィルターに汚れが溜まって空気がうまく循環できなくなり、結果として消費電力が多くなってしまいます。
そうなると当然電気代がかさむことになりますし、また本来のエアコンの性能を発揮することができず、エアコンの効きも悪くなり、大きな音を発する原因にもなります。
そのため、電気代が高くなったと感じたり、大きな音がするようになったと感じたら、早急にエアコンの掃除を行う必要があります。
もちろんこのような異変を感じる前にきちんとエアコンのお手入れと掃除を行うことが大切です。
エアコン掃除はオフシーズンでセルフでやっちゃうのがおススメ
では、具体的にどれくらいの頻度でエアコンのお手入れと掃除を行う必要があるかというと、基本的にあまりエアコンを使用しない時期にしっかりと行うことがおすすめです。
例えば、春先や秋などの寒くも暑くもない時期にはエアコンを使用しないという人も多いのではないでしょうか。
掃除方法としてはまず専門の業者に頼むということが挙げられますが、業者に頼むと自分で行うよりもお金がかかってしまいます。
業者に頼んだ場合の相場は6000円~2万円と幅があるものの、なかなかのお値段です。
ちなみに購入から10年以上経っているエアコンに関しては、万が一部品などを破損した場合に部品がもうなくて修理が出来ない場合が多いので、クリーニングを断られることも多いそうです。
そういった場合はお金をかけてクリーニングするよりも、買い替えた方がおトクそうですね。
そうでない場合はもちろん、業者によるクリーニングは徹底的に掃除してくれるため、自分で行うことが面倒くさいという人は頼んでみることがおすすめですが、少しでも費用を浮かせたいという場合や、自分でやってみたいという場合に、家庭でもできる簡単な掃除方法があります。
エアコン掃除をセルフでやる手順
掃除用具を買いそろえよう
エアコン掃除に必要なものは、ドラッグストアやダイソーなどでも揃えることが出来ます。
・ゴミ袋(汚水が壁やカーテンにつかないよう保護するため)
・仮止めテープ
・バケツ
・エアコン洗浄スプレー
・棒状のブラシ(キッチン用注ぎ口洗いなど)
・歯ブラシ(使い古しでOK)
・水を入れたスプレーボトル(洗浄液を洗い流す用)
カバーを外す
カバーを外せないと何も始まらないですからね。
メーカーなどによって若干仕様が違うものの、基本的な取り外し方はどのエアコンも同じなようなので、動画などで手順をしっかり確認しましょう。
そして安全の為に掃除の際はコンセントを抜いて作業しましょう。
エアコンを養成する
ゴミ袋と仮止めテープで周りが汚れないよう養成しましょう。
下に垂れる汚水、エアコンに吹きかける洗浄液などを考慮して保護していきます。
エアコンの右側には電装部があるので、そこも保護しましょう。
バイク用カバーなどを使うのも便利ですよ。
ホコリを取り除く
エアコン内部にはホコリやカビがぎっしり。
エアコンのフロントパネルを外すと見えるのがフィルターですが、このフィルターにはときに大量のほこりがついていることがあります。
そのため、まずはこのほこりを取り除きましょう。
やり方は簡単で、フィルターのほこりを掃除機で吸い取るだけです。
その後時間があればフィルターを水洗いし、乾燥させることでさらにきれいになります。
また、空気が出てくる入り口付近にルーバーとファンがあるのですが、ここにも意外とほこりが溜まりやすいです。
しかし、ここの掃除方法も簡単で、使用済の歯ブラシで擦ることで簡単に汚れが取れます。
エアコン用洗浄スプレーで吹き出し口やフィンを洗浄
吹き出し口やフィンに洗浄スプレーをガンガン吹きかけます。
吹き出し口は注ぎ口洗いなどでごしごし洗いますが、フィンはそのまま放置して汚れを浮かせて洗い流すか、柔らかい布などで汚れを落とすようにしましょう。
ファンを歯ブラシ、洗浄スプレーで洗浄
ファン全体にもエアコン用洗浄スプレーを吹きかけ、少しおいて汚れを浮かせます。
それから柔らかめの歯ブラシでファンに繁殖したカビを取り除いていきます。
結構地道な作業ですが、ここを怠ると結局カビを部屋にまき散らすことになるので、頑張りましょう!
水スプレーで洗浄液を洗い流す
あとは水を入れたスプレーボトルをひたすら吹きかけ、洗浄液を洗い流します。
結構ぬるぬるしているので、完全に洗い流すまでちょっと根気がいります。(こんな時高圧洗浄機があればなあと思っちゃいますね)
下に汚水が垂れてくるので、部屋が汚れないよう注意しましょう。
洗っておいたフィルターを装着して、2時間ほど送風運転する
あとは取り外したフィルターやカバーなどのパーツをもとに戻し、送風運転して内部を完全に乾かせば、エアコンのクリーニングは終了です。
トータル2時間ほどの作業ですが、これで1万円以上節約できるなら、ぜひセルフでやりたいですよね!
セルフでエアコン掃除することの注意点!
エアコンのセルフクリーニングは、こまめに行えば花粉などのアレルギー対策としても有効そうです。
しかしやはり素人では内部のファンの奥の方まで徹底的には掃除出来ていないなので、数年に一度はプロにお願いするのが良いでしょう。
そして万が一掃除中に基盤などを壊してしまうと、逆にかなりの修理費用がかかってしまいます。
セルフでやる場合には手順をよく確認し、自信がない場合には業者にお願いするのが良いですよ。
今後なるべくエアコンを清潔に使うために
最近のエアコンには「内部クリーン」「内部乾燥運転」などの機能がついています。
エアコン内部に出来る結露がカビの原因になるのですが、その結露を乾燥させてカビの発生を抑え、湿気や嫌な臭いを防いでくれます。
この機能を効果的に使うのが、エアコンをなるべくきれいに使うコツです。
しかし、オフシーズン中にたまったほこりやカビを取り除く機能ではないため、定期的なお掃除は必須ですよ。