正しく使えば寿命が伸びる?家電の寿命をチェックしてみよう!

家電の平均寿命と寿命をのばす方法

家電の選び方は意外と家電販売店でも親切に教えてくれたり簡単に仕入れることができる情報ですが、どうすれば家電を故障なく長く使えるか意外とよくわからない場合が多いです。
購入する時にはまとまったお金がかかる家電。家電は日ごろの小さな実践で故障なく長く使うことができます。

洗濯機

洗濯機を見ている子どもの写真

洗濯機の平均寿命は約8年だそうです。エアコンは約13年、冷蔵庫は約10年と比較してみるとあまり寿命は長くない方です。
しかし丁寧に使うと10年以上も使えるそうです。洗濯機を長く使えるコツをご紹介します。

蓋を開けておきましょう

蓋が開いている洗濯機の写真

お家の洗濯機は使っていない時に蓋は開いていますか?しまっていますか?
多くの方が使わないときは蓋を閉めておくと思います。しかし洗濯機の蓋を閉めておくと湿気が溜まりモーターが壊れる恐れがあるので蓋は開けておいた方が良いでしょう。

定期的なメンテナンス

洗濯機のメンテナンスを怠けるとカビが発生し、さらには洗濯物に付着する場合もあります。

掃除する前に槽洗浄と槽乾燥機能があるかチェックしましょう。
槽洗浄/槽乾燥機能がある洗濯機は洗濯機用の洗剤を入れてボタンを押すと簡単に掃除できますが、槽洗浄/槽乾燥機能が付いてない洗濯機は付いていた取扱説明書を読んで自分の洗濯機に合った方法で掃除をしましょう。
洗濯槽の掃除は月1回することをおすすめしますがせめて3か月に1度はお掃除を行いましょう。

洗剤投入口の掃除方法
洗剤投入口に直接水を振りまくと火事、感電、故障の原因になる恐れがあるため、歯ブラシなどの小さいブラシや布で拭き取りましょう。また、洗濯機を使った後は糸くずフィルターの掃除も忘れずに行いましょう。

洗濯量は適量で

洗濯機に洗剤を入れている写真

面倒くさくてまたは忙しくて一気に洗濯しようと、適量より多くの洗濯物を入れたりしていませんか?
洗濯機は決まっている容量まで洗濯できますが、洗濯機の目安容量を超えると負荷がかかり故障の原因になります。
手間がかかりますが適量を守ることは洗濯機を長く使う秘訣です。

蛇口を閉める

最近の洗濯機は自ら水をON/OFFできますが蛇口を開けたままにしておくとホースと洗濯機に負担がかかります。
また漏水の原因にもなるため使わないときは蛇口をしっかり閉めましょう。

冷蔵庫

冷蔵庫の中を見ている女性の写真

平均寿命約10年である冷蔵庫は一度壊れたら修理費が少なくはないです。それと比較して新製品を勧める場合もあるそうです。

間隔を開けましょう

冷蔵庫の寿命は外側の影響を受けます。
冷蔵庫の横や上の隙間が狭いと熱が放出できなくて内部の温度が上がります。冷蔵庫の表面を触った時、熱かったら故障までとはいきませんがスペースが狭いという証拠なので広げてあげる必要があります。
冷蔵庫の右と左には5cm以上、前面部は30cm以上、裏面は5cm以上のスペースを確保しましょう。また、冷蔵庫の上にはものを置かないようにしましょう。熱の放出の邪魔になり、電気代にも影響を与えます。

大事に扱いましょう

ドアを開閉するとき、力を入れすぎると部品に衝撃を与える可能性があります。また引っ越しなどで冷蔵庫を移す時は立てたままにしましょう。
横に倒したりすると霜取りで溜まった水が漏れて部品が故障してしまう可能性があります。

食べ物の保管するときの注意事項

冷蔵庫に熱い食べ物を入れないようにしましょう。
また、冷蔵庫に食べ物をぎっしり詰めると放熱を邪魔し、モーターに過負荷がかかる恐れがあります。60%まで満たすのが目安だそうです。

開閉頻度を減らしましょう。

冷蔵庫を開けている写真

冷蔵庫は開閉頻度によって寿命が変わるそうです。実際に一人暮らしの家庭より大人数の家庭で冷蔵庫の寿命は短くなるそうです。

また、頻繁に開けたり閉じたりすると、パッキン部分もどんどんゆるくなります。
ドアに薄い紙を挟み閉めた後、手を離します。その時紙が落ちてしまうとパッキングの交換時期になった証拠です。
ドアのパッキンは交換可能な部品で年に1度交換することがおすすめですがせめて2年に1度は交換しましょう。

清潔にしましょう。

長く使うためにはもちろん、食べる食品がある所ですから冷蔵庫は清潔にしましょう。
ホコリなどが溜まっていると故障の原因になり、食品にもよくない影響を与えます。
ベーキングパウダー2匙、酢1匙、お水一杯を混ぜて作れるお手製洗剤をスプレーで吹きかけながら拭うと市販の洗剤より安心できますね。
また、ドアパッキンがホコリなどでしっかり閉まらないと冷気が漏れます。冷気が漏れると冷蔵庫が冷気を作るためいつも以上のエネルギーを使ってしまいます。雑巾でパッキンの汚れもしっかり取りましょう。

炊飯器

ご飯の画像

炊飯器本体の寿命は約10年ですが、本体の寿命でなく、内釜の寿命に注目しなければなりません。
内釜の寿命は約3~5年で大切に扱わないと2年ぐらいで寿命が終わってしまいます。

内釜を大切に扱いましょう。

美味しいご飯を作ることには内釜の役割が大きいです。内釜のコーティングやメッキがはがれると内釜を替える時期になった証拠です。
コーティングがはがれたままご飯を炊くと炊飯器本体の温度センサーに反応できなくて温度センサーに問題が起こる可能性があります。
ご飯の味が変わるだけでなく炊き上がりにムラができるかもしれません。問題のない本体はほっといて内釜だけ変える方法もありますが、内釜は意外と高くて新しい炊飯器を買えるほどの金額になる場合もあるそうです。
したがって炊飯器は内釜を長く使えるようにすることがポイントですね。後片付けするお皿を洗い桶代わりに入れないようにして、柔らかいスポンジでも内釜はごしごし洗わないようにしましょう。

内釜の表の水気を拭いて入れましょう。

お米を洗う時、水気のある流し台に内釜を置いたり、手に水が付いたまま内釜を本体に入れることはよくあることです。しかし、内釜の表に水が付いたまま炊飯器を使うと水道の水の石灰質の成分で内釜の下や炊飯器本体の内部に腐食や変質が生じる可能性があります。乾いた布巾で内釜の表の水気を拭いてから本体に入れましょう。

内部の掃除もしっかりしましょう

ご飯を炊くため沸いた水が漏れたり、ご飯から臭いがしないよう内部の掃除もしましょう。
水道の水の石灰質や周りにくっついて固まったご飯粒、その他の異物質を取り除いて、微細な部分は綿棒で拭きとりましょう。

炊飯量を守りましょう。

炊飯器の中の計量カップとお米

度々炊くのが面倒で、または多くの人に食事を作る時に炊飯器の炊飯量を守らず大量のご飯を炊いてしまうことがあります。しかし炊飯量より多いご飯を炊くことは炊飯器に無理をさせるため結局故障につながります。

電子レンジ

電子レンジの写真

電子レンジの主要部品であるマグネトロンの寿命が10年であるため、電子レンジの寿命は約10年だと言われています。

電子レンジに何も入れず作動しないこと

よくあることではありませんが、うっかり何も入れず電子レンジを作動すると電子レンジの内部電子管が破損される恐れがあります。

換気口を塞がない

電子レンジの上や側面には空気を排出する穴があります。そこに物を置かないようにしましょう。

掃除機

掃除機で部屋を掃除している写真

掃除機の平均寿命は約6年で、他の家電よりメーカー、タイプによって寿命の差があります。
ワイヤレスタイプ、ロボット掃除機はバッテリーが寿命を左右し、サイクロン式掃除機よりは紙パック式掃除機の寿命が長いそうです。

フィルターは詰まる前に空けましょう。

フィルターにホコリが詰まったまま使うとモーター、バッテリーに負荷がかかります。約70~80%溜まったら都度容量を空けてあげましょう。

長時間使わない

長時間使うと部品の温度が高くなります。すべての家電は熱に弱いため、30~40分のうちに掃除を済ませることが望ましいです。もし、掃除が長くなったら掃除機に10分以上の休憩時間を置いてからまた使いましょう。

テレビ

チャンネルを替えている写真

テレビの寿命は約8~10年で、高額の割には長く持たないです。

テレビにホコリが溜まらないようにしましょう。

テレビに溜まったホコリは火事の原因になる恐れがあります。また、微細なほこりはテレビの内部に入り、部品を壊れる可能性もあります。日ごろ掃除するときにはほこりを拭いてあげるだけでテレビを安全に長く使えるようになります。

長時間視聴しないこと

テレビはパネルの寿命がテレビの寿命を左右します。長時間テレビを見ると2~3時間は電源を切ることをおすすめします。

直射日光、結露を避けて設置しましょう。

直射日光を浴びているテレビ

リビングルームなど直射日光が入る場所にテレビを長く置いておくとディスプレイの色あせの原因になります。
また、冬になると外部と内部の温度差で窓に結露ができやすいです。窓側に液晶テレビを置くと液晶テレビの内部にも結露ができ故障の原因になるのでなるべく窓から離れたところにテレビを置きましょう。

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