家電の電気代を節約する方法
電気代はできることなら安く済ませたいものです。生活必需品でもある家電は電気代のことも考えて購入される方が増えてきています。それでも節約できるならしたい!そんなアナタに電気代を節約する方法、使い方の見直しによる節約術をご紹介いたします。
目次
電気代が高くなる理由
季節によって電気使用量は変わります。
夏の冷房や冬の暖房など、室内の温度を変化させる家電は電気使用量が多いことで知られています。
電気を熱に変換する作業には大きな消費電力を費やし、いくつもの部屋で冷暖房を使うことによって相乗的に電気代は高くなるのです。
とくに省エネに着目される前の古い家電製品は熱交換効率が悪いため、その分電気をたくさん使うことになります。
電気代を節約したいと考えるのならば、家の中を隅から隅まで見直してみることが必要です。
電気代が高い家電製品の代表はエアコンです。
電気代の高い家電の代表はご存じの通りエアコンです。
寒い季節や暑い季節になると便利な家電であり、近年の40度近くなる猛暑日には、体調管理のためにエアコンを付けることが推奨されています。日本の夏にはなくてはならない家電になりました。
エアコンの電気代が高いのは、消費電力が高いからです。
室外機の内部にあるヒートポンプが、冷媒ガスを圧縮したり緩めたりすることにより、暖かい空気と冷たい空気を作り出すのです。この時に電力をたくさん消費するために、電気代が高くなります。
電気ストーブも当て嵌まりますが、電気を直接熱エネルギーに交換する家電は、基本的に電気消費量が多いと思って間違いありません。
上を見上げると目に入る照明器具も、意外と電気代の掛かる家電として知られています。
現在はLEDへの置き換えが進んでおりますが、古いタイプの照明には白熱電球が使われています。白熱電球は消費電力が高いので、必要に応じて新しいものと交換することにより電気料金を下げる効果があります。
LED照明は普及と共に安価になり、導入コストも安くなってきました。
照明器具には調光機能が付属しているので、程よい明るさに調整することで省エネに繋がります。
電気代を節約する方法はスイッチとコンセントにあります。
使わない家電製品からもごく微量の電気が消耗されます。これは待機電力と呼び、スイッチを入れるとすぐに使えるようにするための機能なのです。
長期間使用しない電化製品のプラグは抜いておくことが、省エネにも地球環境にもローインパクトになります。
テレビは明るさを調節する機能があります。
モニターの明るさを抑えると電気消費量が数%抑えられます。
TVを長時間消す時は、リモコンではなく本体の主電源を使いスイッチを切りましょう。
洗濯機には省エネモードや時短モードがあり、機能を使えば時間が短縮されるだけではなく、水の使用量や電気使用量を抑えてくれます。説明書をチェックして、自宅の洗濯機のことを調べてみれば省エネにつながるかもしれません。
冷蔵庫はたくさん詰め込むよりも、適度な隙間を空けることで消費電力が抑えられます。
設定温度のダイヤルが内部にあるので、夏場は外気温に応じて中の温度は低くして、冬場は中の温度を弱に設定するなど、季節に応じてきめ細かく温度管理をすれば節電になります。
これらの電気使用量の多い家電は日々進化しており、電気使用量を抑えた家電が作られています。
最新の物ほど省エネ達成率が高い傾向がありますので、古い家電を使い続けるよりも新しいモデルに買い替える方がお得な場合もあるほどです。
現在の家電品には省エネルギーラベルが貼り付けられており、製品によって省エネ基準達成率の表記がしてあります。
円形のマークに小文字のeが描かれたものが省エネルギーラベルになります。
冬の暖房器具の使い方を見直すには、どんな暖房があるのかリサーチしてみましょう。
暖房器具は一つの製品を使うよりも、複数を組み合わせて使う方が体感温度が上がることが知られています。
たとえば石油ファンヒーターで部屋全体の空気を温め、ホットカーペットやこたつを使って体を温めれば、部屋の空気はそれほど高くしなくても十分に快適に過ごすことが可能になります。
デスクワークには足元に電気アンカを置けば、足元の冷えが解消されることでしょう。
足元を温めると全身の血行が良くなり、冷えにくい効果があります。
アイデア製品として、着る電気毛布などもあるので、自宅で使う分には便利そうです。
就寝時にも電気アンカと電気毛布は役立ちます。
布団に入る30分から1時間前にスイッチを入れておけば、冬場の冷たい布団もポカポカ温まり、すぐに就寝することが出来るようになります。
付けっぱなしが心配な人は、タイマー付きの電気毛布をオススメします。
これは就寝時だけではなく、起床時にもセット出来るタイマーであり、眠る時にセットしておけば自動でスイッチのオンオフが切り替えられます。
電気毛布はエアコンや電気ストーブに比べてはるかに消費電力が低いために、省エネの暖房器具として知られています。
エアコンは、サーキュレーターを使って室内の空気を循環させることにより、温度ムラが無くなり快適に過ごすことが出来ます。それだけではなく、室内温度が均一になることで、エアコンの消費電力も下がります。
日々の生活を見直すことで省エネはぐんとアップします。
寒い季節には暖かい服を着ることが推奨されています。
ウォームビズという名称を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
過剰な暖房を抑制し、暖かな衣服を身に付けて過ごすライフスタイルのことです。
現在は職場のオフィス環境にも浸透しつつあり、ジャケットの下にニットウェアを着用したりアウトドア用の下着を身に付けるなど、各自が工夫してオフィスカジュアルの装いをしています。
ウォームビズは暖房費の削減だけに留まらず、CO2の削減やエネルギー問題を考える政府主体の身近な政策として評価を受けているのです。
夏場はノーネクタイで軽装で過ごすクールビスが、官公庁を中心にしてビジネスシーンでも広がりを見せています。
職場やオフィスだけではなく、自宅で出来る省エネの工夫はないでしょうか。
それは暖房の使用を抑えて、外気と室内の断熱を高めることにポイントがあります。
部屋の温まった空気の大半は、壁などからではなく窓ガラスから外部に放出されてしまいます。
そのため窓の多い部屋や窓辺にいると冷えの原因になり、室温と外気温の差が激しい場合は結露となってしまうのです。
自宅で出来る暖房費節約のコツはズバリ窓にあります。
カーテンを断熱性の高い物に変えたり、プチプチと呼ばれるエアパッキンをカーテン状にして断熱します。
エアパッキンは直接ガラス面に張り付けられる商品も売られており、その効果は評判となっています。
自分でDIY的に行うだけではなく、リフォーム業者に依頼してガラスが二重になったサッシと交換すれば、見た目も損なわれず断熱効果はとても高くなります。
出来ることはまだあります。フローリングにはカーペットを敷き、その下には断熱性の高い銀マットを敷きます。
こうすることにより床の冷たさが和らぎ、足元からの冷えが低減します。
他にもボアタイプのスリッパを着用したり、ネックウォーマーで首元を温めたりなど、工夫することが出来ます。
便利なのが昨今冬場になると流行するインナーダウンと呼ばれる、薄手のダウンジャケットです。
これはシャツの下にも着られるぐらい薄手なので、自宅でも大活躍します。
住居や衣服を見直すだけではなく、食事も工夫することで体の中から温まります。
お鍋やシチューなどのメニューは、食べるだけで温まり、ショウガを使った料理には血行を促進する効果があります。
ゆっくり湯船につかることでストレスを緩和し、新陳代謝を上げることだって可能です。
お風呂から上がったらストレッチ体操をすれば寝つきも良くなり、快適な生活を送ることが出来ます。