コスパ重視ならコロナ一択!コロナの石油ファンヒーターがおススメな理由
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最近は手軽で本体価格が安い電気ストーブが普及したり、乾燥することなく非常時も使える石油ストーブの需要が見直されたりと、一昔前に比べて暖房事情も変わってきていますが、それでも寒い冬にパワフルな力で温めてくれる石油ファンヒーターが手放せない方も多いのではないでしょうか。
灯油を買う手間がかかり、灯油代もかかりますが、エアコンと違い工事不要でランニングコストも比較的安く、それでいて部屋全体を温めてくれるパワフルさ。
エアコンと併用して使うという方も多いと思います。
今日は数ある石油ファンヒーターの中でもコロナのファンヒーターの特徴やメリットなどについて調べてみました。
コロナは電気代がとても安い!月の電気代を検証
灯油代のほかに気になる電気代ですが、通常石油ファンヒーターは燃焼用のガスを作る為に電気を使います。
コロナはポンプ噴霧式という燃焼方式を採用しており、最初に一度電気で加熱してあとは燃焼筒による自己燃焼熱を再利用して灯油をガス化させます。
つまり電気を使うのは最初に燃焼筒を温める時だけなので、電気代がかなり安く済むんです。
そのため電気代は、例えばFH-WZ3617BYの場合、以下の通り一か月約174円という安さ。
コロナ
FH-WZ3617BY(木造10畳/コンクリート13畳/暖房出力3.60~0.59kW)
本体価格 約¥23,800(税込)
■約3.5~5.8円/日(1日8時間利用)
■約105~174円/月
※1日3回点火、点火時650wの電力使用として
※メーカーHP参照
ダイニチの同等モデル、FW-3717SDXと比べてみると・・
ダイニチ
FW-3717SDX(木造10畳/コンクリート13畳/暖房出力3.70~0.74kW)
本体価格 約¥23,997(税込)
129w × 8h = 1032wh(=1.032kwh)(※大火力時129w)
■電力料金目安単価27円 × 1.032kwh = 27.86円/日
■27.86円 × 30日 = 835.9円/月
コロナが点火時の電力を加味しても一か月174円程度なのに対し、ダイニチは一か月835.9円と1か月約662円の差があります。
ダイニチはブンゼン式という燃焼方式を採用しており、燃焼中ずっと電気を使うため、電気代が高くなりがちなのです。(その分点火時間が短いなどもメリットもたくさんあります。)
ランニングコストで選ぶなら、コロナが一番コスパが良いと言えます。
灯油代も節約可能!月の灯油代を検証
コロナの石油ファンヒーターは最小火力が小さく絞れるので灯油の節約ができ、長時間運転が可能です。
3.6kWタイプを弱で運転した場合、7.2リットルタンクに給油一回で最大約126時間、強で運転した場合約21時間運転できます。
東京都の灯油代が現在1リットル約92円なので、計算してみると・・
1日8時間利用で弱運転の場合
燃料消費量(L/h):7.2L ÷ 126h = 0.057L/h
灯油代(h):¥92/L × 0.057L = 5.2円/h
■1日あたり:約42円
■一か月あたり:約1260円
1日8時間利用で強運転の場合
燃料消費量(L/h):7.2L ÷ 21h = 0.34L/h
灯油代(h):¥92/L × 0.34L = 31.3円/h
■1日あたり:約250円
■一か月あたり:約7500円
弱運転なら一か月約1260円、強運転なら一か月約7500円という結果に。
3.7kWではありますが、同じ畳数対応のダイニチのFW-3717SDXと再び比較してみましょう。
FW-3717SDXはタンク容量9.0リットルで、燃焼継続時間は大火力で25時間、小火力で125時間です。
1日8時間利用で弱運転の場合
燃料消費量(L/h):0.072L/h
灯油代(h):¥92/L × 0.072L = 6.6円/h
■1日あたり:約59円
■一か月あたり:約1770円
1日8時間利用で強運転の場合
燃料消費量(L/h):0.36L/h
灯油代(h):¥92/L × 0.36L = 33.1円/h
■1日あたり:約269円
■一か月あたり:約8070円
一か月あたり約510~570円ほどコロナの方が安い結果となりました。
コロナはダイニチの石油ファンヒーターよりも、少ない灯油で長時間運転できることが分かりますね。
灯油代の違いは暖房出力が違うので当然ともいえますが、同じ部屋の広さに対応しているなら、灯油代が安く済む方を選びたいですよね。
点火時間も短縮&点火時消費電力を約半分に低減
コロナの大きなデメリットは、点火に時間がかかるという点。
コロナは燃焼筒が大きいので、点火と消火に時間がかかり、従来機種では予熱なしで運転ボタンを押すと点火までに約150秒かかっていました。
寒い冬、すぐ暖まりたい時にこの150秒はなかなか長く感じますが、最新機種ではこの予熱時間が約75秒と大きく短縮されました。
着火スピードナンバーワンのダイニチが40秒なのに対し、まだ少し長いですが、それでもだいぶ差を縮めたと言えます。
さらにこの「通常点火」に加えて「秒速タイマー」「秒速点火」という機能も搭載されています。
「秒速タイマー」は時刻設定をするとその5分前に予熱を始めてくれて、点火スタンバイさせておくことで運転ボタンを押してから約7秒で点火することができる機能で、寝る前にセットすれば朝すぐに点火することができます。
「秒速点火」は、秒速キーを押すと常時点火スタンバイされている状態になる機能で、入浴前に押しておけばあがったあとすぐに点火できたりと便利な機能です。
火力セレクト機能
通常ファンヒーターは温度設定で暖かさを調整しますが、火力セレクト機能は、弱・中・強で室温に関わらず暖かさを設定できます。
広めのリビングで一人でいる時など、弱めでいい時などボタン一つで調整でき、便利です。
よごれま栓タンクで手が汚れない
給油時に手に灯油がついて匂う、なんてことが以前はよくありましたが、コロナのよごれま栓タンクは、灯油がついた部分に直接触れることなく給油できるという画期的なタンク。
よくあるフタを回して外すタイプと違い、つまみを引いて開ければフタごとパカッと開くので、フタを置いて床が汚れることもありません。
高級モデルには消臭シャッターがついている
コロナは燃焼筒が大きいため、点火と消火に時間がかかり、この時灯油独特のニオイが発生します。
高級モデル(FH-VX、FH-WZから始まる型番)にのみ、内部でにおいをシャットダウンする消臭シャッターがついています。
ランニングコストが安いファンヒーターが欲しいならコロナ!
コロナの一番の魅力は電気代がかなり安いことです。
デメリットとして、点火時間が比較的長いことや給油タンクが小さいことなどがあげられますが、それでも電気代の安さは購入の決め手になりうる大きなメリットです。
ランニングコストが安いので、エアコンとの併用や、リビングなど長い時間つけている場所での使用にピッタリです。