プリンターの進化とは
従来の家庭用プリンターは、プリンター機能のみが搭載されたものでした。
スキャンをする際には、従来の場合、別途スキャナーを購入し接続する必要がありました。
そのプリンターやスキャナーも時代と共に技術が進歩し、現在では複合機と呼ばれるプリンターとスキャナーが一体となったものが発売されるようになりました。
スキャナーは案外よく使う機能です。現在スキャナー付きのプリンターがほとんどですが、購入の際は重要なチェックポイントになってきます。
複合機のメリット
プリンターとスキャナーが分離していた頃は、その両方の機材を置くスペースを確保する必要があり、また、その頃はプリンター、スキャナー共に有線接続でしたので、パソコンから近い場所に設置する必要があり、様々な面で制約がありました。
その後、プリンターとスキャナーが一体となった複合機が登場したことで、スペースにゆとりが出来ました。
複合機とする利点は、コンパクトでありながらプリンター機能とスキャナーの機能が一体となっていますので、従来の印刷やスキャンのみならず、コピーを行えるという点にあります。
また、省スペースにも貢献しますので、近年の住宅事情を鑑みたとき、実用的な機材と言えるでしょう。
近年の住宅は、建物が飽和状態にある中で建てられますので、広い空間を確保することが困難になっています。
ですから、できるだけ省スペース化を図れるコンパクトな機材は、時代のニーズにマッチしているのです。
プリンターとWi-Fiの関係
複合機としてコンパクト化に成功したプリンターとスキャナーは、その後も技術の進歩に伴って進化しています。
従来の複合機なら、パソコンと有線接続でしたので、設置出来る場所が限られていました。
しかし、現在の複合機は、Wi-Fi機能を搭載することで、設置場所の制限から解放されました。
Wi-Fiとは、無線で情報を送受信するシステムのことであり、このWi-Fi機能によってパソコンから印刷する情報をプリンターが受信して、印刷することが出来るのです。
ですから、Wi-Fiの電波が届く範囲であれば、どの場所のパソコンからもプリンターに印刷情報を送って印刷することが出来ます。
それはつまり、従来ならパソコン1台に対しプリンターが1台必要でしたが、このWi-Fi機能を活用すれば、複数台のパソコンから1台のプリンターに印刷情報を送ることが出来るのです。
印刷のネットワークを構築することが可能となるわけです。
プリンターの未来
プリンターはパソコンと同様、進化を続けています。
よりコンパクトになり、より機能的になり、パソコンを使用する人にとっては欠かせない機材となっています。
今後どのような進化を遂げていくのか、楽しみな機材の一つです。