トヨトミの石油ストーブ、レインボーの特徴とか使い方とか
目次
先日トヨトミのストーブが気になる!価格やお手入れ方法を徹底調査! で、TOYOTOMI(トヨトミ)の石油ストーブについて詳しくご紹介致しました。
中でも七色の炎が癒してくれる「レインボー」シリーズは、純国産で30年の歴史があり、当時はだるまストーブと呼ばれ昔から馴染みのあるストーブです。
トヨトミのストーブの魅力が分かったところで、今日はこの「レインボー」シリーズについて詳しく調べてみました。
Rainbow(レインボー)の特徴
・特殊ガラスコーティングにより炎の輪が七色に輝く
・対流形
・40wの電球程度の明るさがあり灯り代わりにもなる
・お湯も沸かせる
・書斎など個室向け(吹き抜けや広いリビングには力不足)
・電源(コンセント)不要、乾電池で点火
・ファンがないので静音性に優れる
・シンプルな作りで手入れすれば長持ちする
・タンク一体型(給油時は本体ごと移動する必要あり)
・手入れが比較的かんたん
・熱源がむき出しのためお子さんやペットのいるご家庭だとストーブガードが必要
ごくシンプルな石油ストーブなので、タイマーなど凝った機能はついていませんが、しん調節つまみをゆっくり回し点火レバーを押し下げるだけで簡単に点火でき、必要にして十分な機能が備わったコンパクトな石油ストーブです。
個室や書斎、一人暮らしのワンルーム向きで、広いリビングでの使用には力不足です。
蛍光灯を消せば柔らかな炎のランプ替わりになり、電気いらずでお湯も沸かせることから、非常時用に買う方が多いです。
手入れは、日頃の使用環境や灯油の状態のチェック、油汚れやほこりの掃除はもちろん、3~5年をめどに、火力が弱くなったり燃焼中のニオイが強くなってきたら芯を交換することが必要です。
芯は難焼性なので比較的長持ちしますし、芯の交換は純正品に詳しい説明書がついており、初めてでもわりと簡単にできます。
難点としては、給油タンクが小さめなのでわりと頻繁に給油が必要であること、タンク一体型なので本体ごと、もしくは灯油タンクを持ってきて給油が必要なこと、女性には持ち運ぶには少し重い重量であることです。
Rainbow RB-25F
¥14,000(税込)
畳数の目安:コンクリート9畳まで / 木造7畳まで
タンク:4.9リットル
重量:約6.2kg(本体のみ)
電源不要、電池点火(電池点火が使えない時はマッチやライターで点火可能)
純正適合しん:トヨ耐熱しん第23種(TTS-23)商品コード:11025207 1944円(税込)
モデルチェンジがありつつも、レインボーの中で一番歴史のあるモデルです。
寿命の長い石油ストーブなので、10年以上使っているというレビューも多数あります。
Rainbow RL-25F
¥20,200(税込)
畳数の目安:コンクリート9畳まで / 木造7畳まで
タンク:4.9リットル
燃焼継続時間:約20時間
暖房出力:2.5kW(0.243L/h)
重量:約6.2kg(本体のみ)
安全装置:対震自動消火装置(しん降下式)
電源不要、電池点火(電池点火が使えない時はマッチやライターで点火可能)
純正適合しん:トヨ耐熱しん第23種(TTS-23)商品コード:11025207 1944円(税込)
上記のRB-25Fと同等のスペックでデザインがランタン調の石油ストーブです。
先日の記事でご紹介した通り、レトロでクラシカルなデザインがキャンプやアウトドア用に、インテリアにと人気です。
限定色の赤は緑より割高ですが、キャンプの時など特に外ではグッと映えます。
スノーピークが限定色を出したことで有名になりました。
その他手入れ方法や給油方法、特徴などほぼ同等ですが、デザイン面の違いのせいか、RB-25Fよりお値段は高めになっています。
Rainbow CL-25E Classic
¥26,800(税込)
畳数の目安:コンクリート9畳まで / 木造7畳まで
タンク:4.9リットル
燃焼継続時間:約20時間
暖房出力:2.5kW(0.243L/h)
重量:約6.2kg(本体のみ)
安全装置:対震自動消火装置(しん降下式)
電源不要、電池点火(電池点火が使えない時はマッチやライターで点火可能)
純正適合しん:トヨ耐熱しん第23種(TTS-23)商品コード:11025207 1944円(税込)
長く愛されるレインボーストーブは30年以上続くロングセラーですが、1988年に発売された月明かりのような炎が特徴のML-20「ムーンライター」の美しさが継承されて2014年に発売されたのが、この「CL-25E Classic」。
「心まで、あたたかくなる炎」をコンセプトに、七色の炎と月明かりのような炎、両方の美しさを兼ね備えています。
点火方法など含め基本的なスペックは上記2機種と同じですが、他のレインボーシリーズと違いガラス外筒にスモークのような加工とダイヤのような柄が入っているので、光り方がより優しくマイルドに感じられるのも特徴です。
値段は高めですが、そのアンティークのようなデザインに惚れ込んで、インテリアとしても気に入って購入する人が多いです。
レインボーをより効率的に使って温まる方法
トヨトミの人気石油ストーブ・レインボーシリーズは、温かさに関しては「物足りない」という声がチラホラあるのもまた事実。
対流形なので、熱は上方向へと上昇していき、横方向へはあまり暖まらないようです。
そのため、天板に置いたヤカンはすぐ沸きますが、横に手をかざしてもあまり暖かくないという声も。
一番効果的なのが、サーキュレーターで対流させる方法です。
上昇した熱を対流させることで、部屋全体をムラなく暖めることが出来ます。
このとき、ストーブに直接風が当たらないよう気を付けましょう。
RB-25の場合なら、ムーンライターガラスというガラス外筒を使う方法もあります。
ムーンライターガラスには遠赤コーティングがされており、虹色の炎は見えなくなりますが、外筒をこれに変えることで横方向にも暖かさが伝わりやすくなります。
メーカーホームページには適用型式として記載はないですが、RB-25にジャストフィットするそうです。
外筒<RB-20(B)> 商品コード:12015902
価格:3,300円+税
月明かりのような輝きのムーンライター用ガラス
遠赤コーティングが施されているのでやさしい暖かさが伝わります。
適用型式:ML-21 ML-22 ML-25 ML-25A ML-25B ML-25C RB-20 RB-20A
※メーカーによると、RB-25にもジャストフィット
まとめ
せっかく長く使えるものなので、愛着がわくひと品を買いたいですよね。
トヨトミのレインボーは何十年と付き合っていくにふさわしいストーブだと思います。
体温だけでなく心をほっこりさせてくれる、魅力的なストーブと言えます。